和歌山・三重04 熊野古道中辺路

11泊12日の和歌山・三重旅行、4日目。

いよいよ世界遺産熊野古道中辺路へ。
ホテルの朝食が7時30分からだったので、コンビニで朝食と昼食を購入。

朝6時30分の白良浜も人が少なくて良い。
天気がどうなるのか。


7時31分に白浜バスセンター発の明光バス新宮駅行きに乗り、約70分、8時40分に滝尻に到着。
滝尻王子から継桜王子まで、約8時間歩く予定。

まずは熊野古道館。
ここのスタッフの方も微妙な対応で、これから熊野古道を歩くから何か見るべきものはあるかと聞いたら、「特に無い。地図を持っていればほとんど載っている。」と言われた。

前回は語り部の方が、宿の手配だけでなく、お弁当と杖に傘(頭にかぶる傘)までくれた。
観光ポイントを伝え忘れたと後で電話までしてくれた。
とても親身にかつ情熱的に対応してくれたおかげで初めての熊野古道を楽しめた。
その方の名刺は今でもとってあり、とても感謝している。
旅行の原点の一つ。


8時55分、滝尻王子を出発。
蜘蛛の巣で近くまで行けなかったので、少し離れたところからお参りをした。
滝尻王子は、五躰王子の一つ。

9時10分、不寝王子に到着。
途中の胎内くぐりが狭くて通れなかった。

9時35分、飯盛山展望台、標高340m。
雨が降ってきて、景色は今一つ。

針地地蔵、夫婦地蔵を通り過ぎる。
途中、雨が強くなったので折り畳み傘をさすが、熊野古道に傘は似つかわしくなくて面白い。
中辺路に 雨落ちて咲く 青い花


高原熊野神社にお参りして、10時25分、高原霧の里休憩所で休憩。
雨も止み、景色も素晴らしい。
自販機もあるので、飲み物を補充(料金も普通)。
トイレに行って、10時30分、出発!

11時10分、大門王子。
急な登り坂もなく、雨も降らず、歩きやすかった。

11時30分、重點(十丈)王子。
地図では今日の半分くらいの地点なので良いペース。
途中に大きな蛙がいて驚いた。

12時45分、大坂本王子。
大坂本王子までの間に、小判地蔵、悪四郎屋敷跡、上多和茶屋跡、三体月伝説説明板をみた。


13時05分、道の駅熊野古道中辺路で休憩。
朝コンビニで昼食用におにぎりを2つ買った。
1つ目のシーチキンマヨネーズは高原霧の里休憩所で、2つ目の焼さけハラミを道の駅熊野古道中辺路で食べた。

この旅行は見るところが多くて時間が無かったため、初日から三日連続で昼食を食べていなかったので、今日が四日目にして初の昼食。

道の駅熊野古道中辺路で、飲料2本(アクエリアス綾鷹)を補充し、13時20分に出発。


13時40分、牛馬童子像。
雨が降ってきた。

14時5分、近露王子。
近くに、なかへち美術館があった。
雨が強く、靴もびしょびしょ。

14時40分、比曽原王子。

14時50分、継桜王子。
継桜王子は蜂がいると書いてあったので、上まで上らなかった。
野中の清水によってから、継桜王子付近の民宿へ。


今日の宿泊先は、民宿つぎざくら。
雨が本当に強く、全身びしょ濡れだったので、チェックインしてすぐにお風呂に入った。
既に湯船にお湯が溜まっていたのが有り難い。

近くには売店や自販機はないらしいので、民宿でサンガリアブランドの麦茶を200円で購入。
今日、この民宿の客は自分一人で貸切状態(民宿は夫婦二人で営んでいるよう)。


熊野古道めぐり地図帳によると、今日は16.9㎞歩いた。
どの王子の付近も電波はしっかりしていた。

熊野古道には多くの王子があり、九十九王子と言われる。
熊野詣の修験者によって、12~13世紀に組織された一郡の神社のこと。
熊野古道の近隣住民が在地の神を祀っていた諸社を「王子」と認定し、熊野詣の途中で儀礼を行う場所としたらしい。

九十九というのは実際の数ではなく、数多く存在することの比喩表現。
大阪を起点に、熊野本宮大社を経由して新宮、那智勝浦の各大社へと至る参詣路には、百以上の王子社があると言われる。




9月03日~9月14日 和歌山・三重旅行