増上寺・徳川将軍家墓所


大門駅から歩いて、芝大神宮に向かう。
芝大神宮は1005年(一条天皇の時代)に創建され、伊勢神宮天照大御神(内宮)と豊受大神(外宮)を主祭神としてお祀りしているため「関東のお伊勢さま」とも呼ばれるらしい。


大門を通り、三門から、浄土宗大本山 増上寺へ。
1393年に創建された浄土宗の七大本山の一つで、上野寛永寺と並ぶ徳川将軍家菩提寺
2024年には浄土宗開宗850年を迎えるらしい。

大殿は2021年10月まで屋根瓦葺き替え工事中(参詣は可能)で、軽く強く腐食しないチタン製の瓦になるよう。
足場で覆われているが、背後の東京タワーと良い絵になっている。

地下の宝物展示室は徳川家康没後400年の2015年に開設された。
徳川将軍家墓所拝観とのセット券(1,000円)で入る。

展示の中心は台徳院殿霊廟模型。
台徳院殿霊廟は三代家光によって造営された二代秀忠の御霊屋で、日光東照宮のプロトタイプとなった霊廟だったが、1945年の戦災により焼失した。
その霊廟の10分の1の模型が1910年の日英博覧会に出品され、博覧会終了後に英国王室へ贈呈された。それ以降ロイヤル・コレクションの一つとして英国で保管されてきたものが、増上寺に貸与され、展示室に常設展示されている。

大殿の隣の安国殿は、2011年の法然上人八百年御忌を記念し、2010年に新しく建立された。
恵心僧都の作と伝えられる黒本尊は、家康が尊崇した阿弥陀如来像で、勝運・厄除けの仏様として江戸時代以来尊崇をあつめているらしい。

徳川将軍家墓所に向かう途中にある、千躰子育地蔵はとても可愛らしかった。
窓口で「徳川将軍家旧御霊屋 絵葉書」を貰って中に入ると、狭いが静かな場所で、ここも背後の東京タワーとの景色が良かった。
二代秀忠、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶、十四代家茂の六人の将軍の他、家茂の正室和宮など将軍の正室・側室・子女を合わせて38名が埋葬されているらしい。


圓光大師堂を見て、増上寺を去る。
芝離宮浜離宮と歩いたが、どちらもコロナウイルスのため臨時休園中。

新橋から都営浅草線で約15分、押上(スカイツリー前)へ。


前回は気付かなかったが、スカイツリーの展望回廊でヱヴァンゲリヲンのイベントが行われていた。

夕食は牛たん炭焼利休の牛たん定食。
夜食用に道頓堀くくるのたこ焼きと、サードシュガーのシュークリームを購入。

今日のホテルも、リッチモンドホテルプレミア東京押上。
シングル18.9㎡、素泊まり。


翌日、ソラマチのコンディトライ神戸でドン・プリン・フォルマッジ(プリンのようなチーズケーキ)を買って帰る。