浅草・隅田川公園・築地本願寺


前日、夕方だったためか行列がなかったので、亀十でどら焼きを購入。
東京三大どら焼きの一つとも言われ、職人がその日の気温と湿度に合わせて調節しながら手ごねして作り上げる生地はパンケーキのようなふわふわな食感で、餡の上品な甘さとの相性も抜群だそう。(公式ホームページは見付けられなかった)

昨日は先週と同じ、ホテルグレイスリー浅草に宿泊。
ダブルルーム18㎡(バス・トイレ別)、素泊まり。


今日はまず、隅田川公園へ。
一週間前はほとんど咲いていなかった桜が満開だった。

そして、鳴門鯛焼本舗の天然たいやきを食べる。
天然たいやきとは、一匹ずつ丁寧に焼く一丁焼きという焼き上げ製法のことを言い、鯛焼職人が一丁2キロもある焼型に生地と餡をのせ、直火で短時間で焼き上げるため皮の表面がパリッとして香り高く仕上がるらしい。
たい焼きの歴史は、明治42年に庶民には手の届かない鯛をかたどって作ったのが始まりのよう。

浅草駅から浅草線で約10分、東銀座駅へ。


浄土真宗本願寺派築地本願寺へ。
1617年の創建だが、明暦の大火と関東大震災に伴う火災により2度本堂を焼失し、1934年に現在の本堂の姿となった。

明暦の大火後に、再建のため当時は海だった現在の場所を埋め立てて土地を築いたことが「築地」という名称の由来になっている。

現在の建物は東京帝国大学名誉教授で建築史家の伊東忠太の設計によるもの。

建築研究のためアジア各国を旅した伊東忠太と、仏教伝来ルートを明らかにするためにシルクロードを旅した大谷光瑞(当時の浄土真宗本願寺派門主)との出会いが縁となっているらしい。


インド等アジアの古代仏教建築を模した外観や本堂入り口のステンドグラス、数多くの動物の彫刻などが特徴で、シルクロードを伝わる仏教伝来のルーツを表しているよう。
その一方で、内観は中央正面に本尊阿弥陀如来が安置しているなど、伝統的な浄土真宗寺院の造りとなっている。

動物の彫刻については、本堂正面にある有翼の獅子をはじめ、牛、馬、象、孔雀、猿など全13種の動物・霊獣像がお寺の各所に隠れているらしい。

更に本堂にはパイプオルガンがある。
1970年に仏教音楽の普及を願って寄贈されたもので、法要行事や結婚式の他、毎月最終金曜日に行われるランチタイムコンサートで楽しむことができるそう。

浄土真宗の教えによると御朱印、おみくじ、お守りはないようで築地本願寺には用意されていないが、その代わりにカフェやオフィシャルショップ、ブックセンターがある。

築地本願寺カフェ Tsumugiでは、「18品の朝ごはん」などの仏教や浄土真宗にちなんだ朝食やランチの他、築地本願寺オリジナルのブレンドティーやスイーツ、アルコール類を楽しめる。

オフィシャルショップは仏事関連の商品や文具雑貨等を取り揃えており、本堂の意匠や歴史をモチーフとした築地本願寺オリジナルの手拭いやトートバッグなども限定販売している。

 

 

以前、浅草を訪れた時の記事。