三渓園・山手西洋館


横浜駅を10時46分発のバスで約40分、三渓園入口へ。

三溪園 https://www.sankeien.or.jp/
三溪園は生糸貿易により財を成した実業家の原三溪(富太郎)によって、1906年に公開された日本庭園。
約175,000㎡の園内に京都や鎌倉などから移築された歴史的建造物17棟が巧みに配置されている。


庭に入ると、花菖蒲が綺麗。
御門の近くに亀が歩いていたが、思っていたより歩くのが速い。

三溪記念館では、原三溪に関する資料やゆかりの作家の作品などが展示されていて、原三溪翁の碑の付近では5月23日(日)~6月6日(日)の間、さつき盆栽展が行われている。

原三溪翁の碑の近くには、原家初代・善三郎の銅像があったようだが、関東大震災で倒壊し現存していないよう。


高浜虚子句碑を見て、松風閣(展望台)へ向かって登る。
松風閣は初代の原善三郎が明治20年頃に建てた東京湾を望むことができる建物で、名称は伊藤博文によるらしい。

松風閣に着いてまず驚いたのが、他と同様に古い建物を想像していたら、普通の現代的な建物だった。
すぐ手前に煉瓦の瓦礫が残っていたが、当初の建物は関東大震災により焼失し、現在のものは1964年に建てられたよう。

もう一つ驚いたことは、展望台と書いてあったから景色が見れると思ったら、見えたのは三渓園の景色ではなく、海の方だったこと。
しかも海は砂浜とかではなく工場。

ただ、江戸時代は、歌川広重が「冨士三十六景 武蔵本牧のはな」で、この辺りの眺めを描くくらい風光明媚な場所だったよう。


松風閣から、出世観音、旧燈明寺三重塔を見ながら下る。

旧矢箆原(やのはら)家住宅は、合掌造りの大きな家で、1960年に白川郷から移築されたもの。
現存する合掌造りでは最大級の民家らしい。

旧燈明寺本堂、三渓園天満宮を見て、三渓園を出る。
鶴翔閣は貸出中で、臨春閣と旧東慶寺仏殿は保存修理工事中だった。


14時11分に三渓園入口発のバスで約20分、山下橋で降りる。
港の見える丘公園へ。
展望台からは、ガンダムが見えた。

山手111番館、横浜市イギリス館、横浜外国人墓地、山手資料館、山手234番館、エリスマン邸、ベーリック・ホールと、山手西洋館を中心に見ていく。
山手西洋館 https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/

エリスマン邸の設計者アントニン・レーモンドは、フランク・ロイド・ライトの弟子らしい。
県や市が運営している建物はコロナの書類をその都度書く必要があり、三度手間か四度手間だった。
コロナの影響で2階を見られない建物も複数あったが、全て無料だったし、しょうがない。


2021年5月3日(月)~6月13日(日)の間は、横浜ローズウィークというらしく、港の見える丘公園アメリカ山公園にはバラが咲いていた。
横浜ローズウィーク https://gardennecklace.city.yokohama.lg.jp/yokohama-roseweek/

横浜市の花はバラ。
花と緑あふれる横浜を創造するシンボルであり、西洋バラの多くは開港後に横浜から日本へ上陸したといわれる。


そんなバラの名前を冠したローズホテル横浜が、今日のホテル。
スタンダートツイン26.5㎡~30.3㎡。
ローズホテル横浜 https://www.rosehotelyokohama.com/

夕食はルームサービスで、重慶飯店の五目チャーハンと小籠包。