11泊12日の長崎・佐賀・熊本・福岡旅行、5日目。
唐津シーサイドホテル(西館スーペリア洋室)は、部屋から日の出が見えるということで、5時15分に起床。
唐津の日の出時刻は5時30分頃。
太陽が登るのが海を隔てた向かいの山からだったからか、実際の日の出は5時45分頃だった。
部屋のソファからは見えなかったが、ベランダからはバッチリだった。
ちゃんと椅子も置いてあった。
朝食の和定食が美味しかった。
大浴場の温泉は地下1394mから掘り出したものらしい。
三保の松原、気比の松原とともに日本三大松原の一つ、虹の松原を散策。
名前の由来は、松原の長さが二里(約8km)であるため二里の松原からきているとか、松原の形が虹に似ているとかがある。
約100万本あり、初代唐津藩主の寺沢広高が防風・防潮のためにクロマツを植林したのが始まりとされている。
寺沢広高が「この松原の中に自分の愛する松が7本ある。これを傷つけたものは死刑に処す。」と言い、どれが愛するものかを明示しなかったため保護に成功した。という話があった。
虹の松原には、八つある七不思議があり、その一つに「セミの声がしない」があるが、普通に鳴き声が聞こえた。
七不思議の一つである、真水が出る井戸も見る。
海のすぐ近くなので、他の場所を掘ると塩水が出るらしい。
松原おこし麻生本家に寄って、大老の松(切り株)、藩境石を見る。
対馬藩との藩境で、虹の松原の中心。
片道100円のエレベーター、大きな藤の木、城内には唐津焼の展示があった。
寺沢、大久保、松平、土井、水野、小笠原と、唐津は藩主が頻繁に変わった。
譜代で後に出世するのが多いよう。
唐津城では天守は築かれず、天守台石垣のみだったが、1966年(昭和41年)に建設された。
もともとは天守がなかったのに後世になって造られた天守を、模擬天守という。
石垣の散歩道を歩いて、旧高取邸。
炭鉱王(杵島炭鉱などの炭鉱主)、高取伊好の邸宅。
外観に一部石があったが、中は木造の擬洋風建築。
大広間には能舞台があり、欄間のデザインが現代的、杉戸絵も綺麗。
続いて、唐津神社。
時の太鼓は、文字盤が干支のからくり時計。
人形が現れ、太鼓を叩いて時刻を知らせてくれるらしい。
旧唐津銀行は2022年に竣工から110周年を迎える。
新一万円札の裏面になる東京駅の設計も辰野金吾。
耐恒寮という明治時代の唐津藩洋学校は、高橋是清が教師で、辰野金吾、曽禰達蔵、大島小太郎などを輩出したらしい。
その耐恒寮は2021年に開校から150 年目だったよう。
唐津市ふるさと会館アルピノには、唐津くんちで使われる14台の曳山が勢揃いしている。
曳山展示場建て替えのため、2021年10月よりアルピノに一時移転開業中。
唐津市ふるさと会館 アルピノ | 特産品・名産品、お土産の物産販売所
唐津くんちは、唐津神社の秋の例大祭で、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の一部。2016年の登録で全部で33件ある。
唐津駅前には、五足の靴文学碑。
五足の靴は、与謝野寛(鉄幹)、北原白秋、平野万里、吉井勇、木下杢太郎の5人が1907年(明治40年)に約1ヶ月の九州旅行をした際の紀行文。
天草の下田温泉にも五足の湯というのがあった。
16時53分に唐津駅発のJR唐津線で約70分、18時03分に佐賀駅に到着。
唐津駅も佐賀駅もSuicaを使えるのに、唐津駅から佐賀駅に行くときにSuicaを使えないため、切符を購入。
コンフォートシングル。
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2022年04月28日~05月09日 長崎・佐賀・熊本・福岡旅行