3泊4日の奈良旅行、4日目。
寛永堂奈良本店で、吉野〈葛きり〉。
二段重ねの容器で登場。
つけ麺のように、自分で黒蜜につけて食べる。
最後に黒蜜を飲み干そうかと思った。
飲み干しては無いが、二口飲んだ。
頭塔は事前予約が必要。
頭塔とは、そもそも何か?
第一印象は要塞。
よく見ると、砲門に見えるところには、石仏が見えるものもある。
パンフレットには「謎を秘めた奈良時代の仏塔」。土で築かれた方形七段の塔。
昔は僧玄昉の頭を葬った首塚(墓)から頭塔と言われた。
現在は東大寺の僧実忠が767年(神護景雲元年)に造った土塔で、土塔がなまって頭塔になったと考えられているよう。
他で見ない独特のものなので、見れて良かった。
でも日本がピンチになったときに動き出して助けてくれたら格好良いな。
旧大乗院庭園は芝生に覆われている。
カラスが背後から飛来接近してくることがあるようで、原因は現在調査中らしい。
茶室もある。
他に人はいなかった。
名勝 旧大乗院庭園 | 奈良ホテル | 公式サイト Nara Hotel Official Site
智光曼荼羅は、中将姫曼荼羅(當麻曼荼羅)、青海曼荼羅とともに日本浄土三曼荼羅。
ちょうど今日まで、奈良国立博物館で貞享本當麻曼荼羅修理完成記念特別展「中将姫と當麻曼荼羅―祈りが紡ぐ物語―」が開催中。
極楽堂の堂内に様々な人が書いた提灯(?)があり、篠原勝之という芸術家のものを写真に撮っている人がいた。
総合収蔵庫には、国宝の五重小塔(奈良時代)があり、南無仏太子像は可愛かった。
極楽堂と禅室の屋根の一部には、日本最古の飛鳥時代の瓦がある。
確かに何となく色や雰囲気が違うことは分かるが、それが全て飛鳥時代のものなのか、そのうち一部のみなのかは分からなかった。
御霊神社は、800年(延暦19年)に桓武天皇の勅命によって創祀された。
庚申堂は三戸の虫退治。
虫はコンニャクと猿が嫌い。
だから軒先に猿(身代り申)を吊るし、庚申の日にコンニャクを食べる。
奈良町資料館には、身代り申が売っていた。
絵看板と神右衛門窯大皿が印象的。
庚申室があり、本尊は青面金剛像。
柿の葉ずし平宗 奈良店の新館で、胡麻素麺セット。
柿の葉、胡麻豆腐、デザートのおはぎ。
14時29分に県庁前・奈良公園バスターミナル発のぐるっとバス大宮通りルートで約15分、14時45分に朱雀門ひろば前に到着。
下の歌は10代で遣唐使として渡り、70代で死ぬまで唐にいた阿倍仲麻呂が故郷を思って歌ったもののようで、百人一首にも選ばれている。
天の原 ふりさけ見れば春日なる 三笠の山にいでし月かも(阿倍仲麿)
聖武天皇と、娘の阿倍内親王(孝謙天皇)の大仏造立に向けての話。
東院庭園は雰囲気が好き。
どちらも16時30分までだが、入場は16時00分まで。
映像を2本も見てしまったため、時間が無く、かなり早足。
東院庭園の後は、推定宮内省を外から見て、復原事業情報館に戻る。
映像は「よみがえる第一次大極殿院―奈良時代を今に感じる空間の創出―」と「第一次大極殿院 大極門復元工事完成」。
大極門は2022年3月に完成したばかり、名前は不明だったので、中国の例を参考にする等して決めたらしい。
素屋根スライドの展示も面白かった。
平城宮いざない館の前にある棚田嘉十郎の像は平城宮跡の保存に尽くした人。
平城宮跡資料館と遺構展示館は、時間の都合で行けず。
平城宮跡は広くて見所も点在しているため、いつも時間が足りない気がする。
17時30分に三条大路二丁目発の奈良交通バスで約15分、17時46分に近鉄奈良駅に到着。
天極堂近鉄奈良駅店でお土産。
葛もち、ぷるるん(寒天やゼラチンではないが似ているカップスイーツ)、葛水羊羹。
中川政七商店の奈良本店でもお土産。
本店限定、鹿猿狐のかや繊ふきん。
本店がある建物も鹿猿狐ビルヂングで、中川政七商店の鹿、猿田彦珈琲の猿、㐂つねの狐、3匹(3社)が集うことから名付けられたよう。
最後に、ブルーシールで、塩ちんすこうとショコラクッキースワールのダブルを食べる。3日連続!
毎月8の付く日は「ハッピーダブルデー」ということで、シングルの価格でダブルアイスを買えた。
【定例キャンペーン】毎月8の付く日は「ハッピーダブルデー」| ブルーシール
京都「にち・とま」キャンペーンがあるため、京都に泊まることも考えたが帰る。
あをによし 寧楽の京師は 咲く花の 薫ふがごとく 今盛りなり(小野老)
2022年08月25日~08月28日 奈良旅行