群馬1 富岡製糸場

2泊3日の群馬旅行、1日目。

 

群馬旅行!

8時50分に新宿駅発の湘南新宿ラインで約2時間、10時47分に高崎駅に到着。

一番前の車両に乗ったら、前5両は籠原止まりだった。

気付いたから良かったが、面倒だった。

 

10時53分に高崎駅発の上信電鉄で約40分、11時32分に上州富岡駅に到着。

富岡製糸場見学往復割引乗車券を2,200円で購入。420円お得。

富岡製糸場見学往復割引乗車券 | 上信電鉄株式会社

 

駅前で、富岡市イメージキャラクターのお富ちゃん(像?)のお出迎え。

お富ちゃんプロフィール | 富岡市

 

群馬県世界遺産センターへ。

「世界を変える生糸の力」研究所で、セカイトという愛称もあるよう。

https://worldheritage.pref.gunma.jp/whc/

 

シアターで富岡製糸場と他の構成資産の紹介映像を見る。

入口の花まゆが綺麗。

2階には、「かかあ天下―ぐんまの絹物語」という日本遺産の展示もあった。

かかあ天下|日本遺産ポータルサイト

https://worldheritage.pref.gunma.jp/JH/

 

世界遺産富岡製糸場と絹産業遺産群」。

https://worldheritage.pref.gunma.jp/tomikinu/

 

構成資産

富岡製糸場は、1872年(明治5年)に明治政府が設立した官営の器械製糸場。

 

田島弥平旧宅は、「清涼育」という蚕の飼育法を大成した田島弥平が、1863年文久3年)に建てた瓦葺き総2階建ての住居兼蚕室で、初めて屋根に換気用の越屋根が付けられた。

 

高山社跡は、1883年(明治16年)に通風と温度管理を調和させた「清温育」という蚕の飼育法を確立した高山長五郎が、その翌年に設立した養蚕教育機関の跡。

 

荒船風穴は、岩の隙間から吹き出す冷気を利用した蚕種(蚕の卵)の貯蔵施設で、冷蔵技術を活かし、年1回だった養蚕を複数回可能にした。

 

 

富岡市役所の設計は隈研吾建築都市設計事務所

 

宮本町蔵広場の蔵には神輿?があった。

 

昼食は、まちなか観光物産館「お富ちゃん家」の観光案内所で教えてもらった、みの助茶屋。

メニューは、おっ切込み、冷やしひもかわうどん、和風からあげ、ドリンクしか見えなかった。

上州名物(定番家庭料理)らしい、おっ切込み(おきりこみ)を食べる。

上州ほうとう、煮ぼうとうとも呼ばれる、麺と野菜の味噌煮込みで、名前は麺や野菜を切り込む調理法に由来する。

おきりこみ/おっきりこみ 群馬県 | うちの郷土料理:農林水産省

 

韮塚製糸場は、明治9年に韮塚直次郎が創立した民間の器械製糸場。

富岡製糸場を模範として明治初期に建てられた約20カ所の製糸場のうち、地下の遺構も含めて現存する唯一の建造物。

 

 

そして、世界遺産富岡製糸場へ。

スマホで聞ける音声ガイドがある。

世界遺産 富岡製糸場 音声ガイド

 

まずは東置繭所で展示や映像を見て歴史を知る。

富岡製糸場の設立には渋沢栄一も関係している。

明治政府が建設を計画したときに大蔵省租税正だった渋沢栄一は、農家出身で養蚕に詳しかったことから富岡製糸場設置主任(設置主任5人のうちの1人)に任命され、フランス人技師ポール・ブリュナを雇うことを決議するなど、富岡製糸場の建設に尽力したよう。

 

プリュナエンジン動態展示施設を見て、西置繭所。

西置繭所は2020年から公開されたようで、専用の音声ガイドアプリがある。

The West Cocoon Warehouse App - Apps on Google Play

 

ハウスインハウスの手法により建物内に天井と壁がガラスの展示室が設けられており、国宝の建物の天井や壁をよく見れる。

2階の「明治十三年七月四人組」の落書きが人間味があって良い。

貯繭やその隣の区画は美術館の雰囲気すらあった。

 

操糸場では機械の実演をしていた。

社宅郡の社宅76では蚕が繭を作っていた(営繭中)。

検査人館、女工館、操糸所、首長館(ブリュナ館)、寄宿舎と見る。

 

1939年から富岡製糸場を所有していた片倉工業株式会社は、1987年(昭和62年)に富岡製糸場を操業停止した後も、2005年(平成17年)に富岡市に寄贈するまでの18年間、「売らない」「貸さない」「壊さない」の3原則で保存してきた。

「一緒に過ごした時間を、誇りに思います。ありがとう。」

片倉工業と富岡製糸場が歩んだ歴史 ― 「富岡製糸場と絹産業遺産群」世界遺産登録おめでとうございます。

 

 

前回来た時にかりんとう饅頭を食べた記憶があったので、まちなか観光物産館「お富ちゃん家」の観光案内所で尋ねたら、そのお店は撤退したらしい。

群馬1 富岡製糸場・吹割の滝・沼田城跡(2018年9月6日)

 

龍光寺の門には龍がいる。

「恕という言葉は思いやりという意味。人として一番大切なものは恕です。」

 

隣の永心寺。

「人生は、苦しみが九割、楽しみが一割、それでよい。」

 

どちらも浄土宗で、2024年(令和6年)に浄土宗開宗850年を迎える。

開宗850年 ―お念仏からはじまる幸せ― | 浄土宗【公式サイト】

 

諏訪神社を見て、駅に戻る。

16時22分に上州富岡駅発の上信電鉄で約40分、16時59分に高崎駅に到着。

上州富岡駅の逆のホームに、上信電鉄120周年記念の車両が止まっていた。(上信電鉄120周年は2015年)

 

 

高崎駅には上野三碑のレプリカと幸福のダルマがあった。

上野三碑 | 高崎市

 

上野三碑(こうずけさんぴ)とは、高崎市に所在する7世紀から8世紀にかけての古代の石碑3基(多胡碑、山上碑、金井沢碑)の総称。

日本に18例しか現存しない古代(7~11世紀)の石碑のなかで最古の石碑群で、ユネスコ「世界の記憶」に登録されている。

Three Cherished Stelae of Ancient Kozuke | UNESCO

 

多胡碑(たごひ)は、711年頃の建郡(多胡郡が建てられた)の記念碑で、日本三古碑の一つ。

日本三古碑とは、多胡碑、那須国造碑(栃木県大田原市)、多賀城碑(宮城県多賀城市)。

 

山上碑(やまのうえひ)は、681年の亡母を記念して建立した石碑。

完全な形で残っているものとしては日本最古の石碑。

 

金井沢碑(かないざわひ)は、726年の祖先等の供養のため、親族を中心に信仰集団を結ぶことを宣言した石碑。

 

 

今日のホテルは、ホテル ココ・グラン高崎。

シングルルーム18㎡。

 

部屋にはミネラルウォーターの他に、旅がらすというお菓子が一枚置いてあった。

旅がらす | 旅がらす | 旅がらす本舗清月堂Web Site

 

夕食は水香苑で、水香苑天ざるうどん。

しょうゆだれとごまくるみだれを選べるが、ごまくるみだれを薦められた。

塩は、抹茶塩、藻塩、柚子塩が付いてきた。

うつわにもこだわっているようで、津軽金山焼益子焼きが使われているらしい。

うどんもざるではなく、お皿に乗ってきた。

群馬のうどん 群馬県 | うちの郷土料理:農林水産省

 

お土産にガトーフェスタハラダのティグレスアソートメントを購入。

群馬県内の店舗と通信販売限定で、9月下旬まで販売している。

高崎市には、本館シャトー・デュ・ボヌール、その横の本社工場シャトー・デュ・エスポワール(希望の館)がある。

工場見学ができるが、今日は間に合わず、日曜日は休館日のため行けず。

本社工場案内(ガトーフェスタ ハラダ)

 

 

 

 

2022年09月10日~09月12日 群馬旅行