上野恩賜公園のEVERYONEs CAFE(エブリワンズカフェ)。
東京産たまごを使ったスフレパンケーキ。
EVERYONEs CAFE | 公式 | 上野恩賜公園内で東京都産の食材を堪能 旬の食材を取り入れたメニューが一日中楽しめるカフェ

特別展「法然と極楽浄土」
出品目録https://tsumugu.yomiuri.co.jp/honen2024-25/img/list_jp.pdf
法然(法然房源空)は、1175年(承安5年)、阿弥陀仏の名号を称えることによって誰もが等しく阿弥陀仏に救われ、極楽浄土に往生することを説き、浄土宗を開いた。
浄土宗開宗850年を迎える2024年(令和6年)に行われる、浄土宗の美術と歴史を鎌倉時代から江戸時代まで通覧する展覧会。
5月9日(木)に行ったばかりだが、展示替えも行われたため、再度見に来た。
第1章 法然とその時代
平安時代末期の「末法」の世に生を享けた法然は、1175年(承安5年)に唐の善導の著作によって「南無阿弥陀仏」と称えれば救われるという専修念仏の考えを知る。
往生要集、平安時代・承安元年(1171年)、京都・青蓮院、重要文化財
往生要集は10世紀の僧・源信(恵心僧都)の著作で浄土宗の教えの原点ともいえるもの。承安元年(1171年)に写された最古の完存本。
往生要集 巻第五、室町時代・15世紀
往生要集の絵巻として現存最古。
慶滋保胤書状、平安時代・10~11世紀、東京国立博物館、重要文化財
慶滋保胤の現存唯一の自筆書状。
浄土五祖絵伝、鎌倉時代・嘉元3年(1305)、神奈川・光明寺、重要文化財
熊谷直実自筆誓願状、鎌倉時代・13世紀、京都・清凉寺、重要文化財
迎接曼荼羅図(副本)、南北朝時代・14世紀、京都・清凉寺、重要文化財
藤原隆信が描いたと伝わる。
木で裸の像を造って布製の衣を着せている。
選択本願念仏集(往生院本)、鎌倉時代・元久元年(1204年)、奈良・當麻寺奥院、重要文化財
1198年(建久9年)に九条兼実の要請によって法然が撰述した。
像内納入品 一行一筆結縁経(無量義経)、平安~鎌倉時代・12世紀、愛知・西光寺、重要文化財
全48巻(約600m)の法然伝。後伏見上皇の勅命でつくられたと伝わることから「勅修御伝」とも呼ばれる。
拾遺古徳伝絵、鎌倉時代・元亨3年(1323年)、茨城・常福寺、重要文化財
掛軸形式の法然上人絵伝のうち現存最古級。
第2章 阿弥陀仏の世界
法然は専修念仏を重んじており、貴賤による格差が生まれる造寺造仏は必要ないと説いたが、それらを必要とする門弟や帰依者が用いることは容認していた。
阿弥陀如来立像、鎌倉時代・建暦2年(1212年)、浄土宗、重要文化財
法然の一周忌を期して弟子の源智が発願し、数万人の結縁を募って造像した。
像内は金箔で仕上げられ、像内の紙には約46,000人の像に縁を結んだ人の名前が書かれていた。源頼朝や後鳥羽上皇など既に亡くなった人の名前も記されていた。
阿弥陀如来および両脇侍立像(善光寺式)、鎌倉時代・建長6年(1254年)、東京国立博物館、重要文化財
善光寺本尊の阿弥陀三尊像は秘仏だが、中世以降に模造が盛んに造られた。
菩薩面、奈良・當麻寺
當麻寺の来迎会で2004年まで使用されていた仮面。
来迎会(迎講)は、南無阿弥陀仏と念仏を称える人が死に臨んだ時に、阿弥陀如来が観音菩薩、勢至菩薩など二十五菩薩(聖衆)とともに迎えに来て極楽浄土に連れ去る様子を実演する儀式。
奈良の當麻寺、岡山の誕生寺、東京の九品仏浄真寺などで今も行われている。
當麻曼陀羅図(貞享本)、江戸時代・貞享3年(1686年)、奈良・當麻寺、重要文化財
極楽浄土を描いたもの。當麻寺に伝わる綴織當麻曼陀羅(国宝)の原寸大の模写。
当麻曼荼羅縁起絵巻、鎌倉時代・13世紀、神奈川・光明寺、国宝
綴織當麻曼陀羅の誕生を描いた絵巻。阿弥陀聖衆の来迎の場面が美しい。
紫檀塗螺鈿厨子(来迎阿弥陀三尊立像納入)、厨子は鎌倉時代・13世紀、奈良・千體寺、重要文化財
来迎相の阿弥陀三尊立像を納めた厨子。仏後壁と両側面には阿弥陀小像(千体仏)。
四聖道と六道からなる。四聖道は仏や菩薩など悟りを得たものの世界。六道は悟りを得ていないものたちの苦しみに満ちた六つの世界。
阿弥陀三尊来迎図、鎌倉時代・14世紀、福島・いわき市、重要文化財
第3章 法然の弟子たちと法脈
源空証等空自筆消息、鎌倉時代・13世紀、奈良・當麻寺、重要文化財
末代念仏授手印(玄心本)、鎌倉時代・正和5年(1316年)、京都・清浄華院
浄土宗第2祖の聖光が法然の念仏往生の教えをまとめた書。向阿の左右の手印(手形)が押されている。
蒔絵厨子入阿弥陀三尊立像、阿弥陀三尊立像は鎌倉時代・13世紀、京都・報恩寺、重要文化財
一枚起請文、足利義輝筆、室町時代・永禄3年(1560)、京都・知恩院
第4章 江戸時代の浄土宗
満誉尊照上人坐像、江戸時代・17世紀、京都・知恩院
徳川家康は増上寺を江戸の菩提所、知恩院を京都の菩提所と定めた。
徳川秀忠坐像と共に知恩院御影堂に安置されていて、「帝都鎮護の御影」と呼ばれた。
家康のイメージと違い、力強い印象。
徳川家康が晩年に南無阿弥陀仏と書いたと伝わるもの。たくさんの南無阿弥陀仏という文字の中に、南無阿弥家康という文字も書かれている。
八天像(帝釈天像、持国天像、金剛力士像、密迹力士像)、江戸時代・元和7年(1621年)、京都・知恩院
知恩院の経蔵内にある八角輪蔵の下層部に配される八天像のうちの4躯。
大蔵経(宋版)、中国・北宋~南宋時代・12世紀、東京・増上寺、重要文化財
大蔵経(元版)、中国・元時代・13世紀、東京・増上寺、重要文化財
大蔵経(高麗版)、朝鮮・高麗時代・1458年、東京・増上寺、重要文化財
大蔵経とは漢訳された仏典を総集したもので、収録巻数は五千巻を超える。
徳川家康は、大和国、周防国、近江国の寺院から、領地と引き換えにそれぞれ宋版、元版、高麗版の大蔵経を召し上げ、増上寺に寄進した。三大蔵。
祐天上人坐像、江戸時代・享保4年(1719年)、東京・祐天寺
祐天は徳川綱吉等の帰依を受け、増上寺第36世を務め、目黒区にある祐天寺を開いた。この像は祐天寺の秘仏本尊。
刺繡法然上人絵伝、江戸時代・17世紀、大阪・一心寺
五百羅漢図、江戸時代・19世紀、東京・増上寺
一幅に5人×100幅。狩野一信が10年をかけて描いたが、96幅まで手掛けて逝去し、残りは妻と弟子が完成させた。
周辺の情景や奇瑞を西洋の陰影技法を用いて描かれている。
仏涅槃群像、江戸時代・17世紀、香川・法然寺
釈迦の涅槃像と、それを取り囲む羅漢、天龍八部衆、動物たちの像で、涅槃図を立体的に表している。横臥する釈迦は体長282cmで、菩薩、羅漢、八部衆等は等身大。
法然寺の三仏堂(涅槃堂)にあるもので、82体のうち26体が展示されている。
法然寺は初代高松藩主の松平頼重が法然配流の地にあった寺を移して、1668年から3年かけて造営した。
法然寺では天井から吊るした雲の上に摩耶夫人像もある。ぜひ法然寺で全て揃ったものを見てみたい。
さぬきの寝釈迦 涅槃世界へ | 仏生山来迎院法然寺(高松市)




仏涅槃図は釈迦の命日である2月15日に行われる涅槃会の本尊として使用されるらしい。
死ぬ時に、勢至菩薩に励まされながら、観音菩薩の手に持つ蓮台に乗って、浄土へ向かう。
浄土宗
総本山、知恩院、正式名称は華頂山知恩教院大谷寺
総本山、光明寺
特別展の会場を後にして、平成館の考古展示室へ。


本館2階へ。

本館 2室(国宝室)
円珍贈法印大和尚位並智証大師諡号勅書、小野道風筆、平安時代・延長5年(927)、国宝
東京国立博物館 - 展示・催し物 展示 本館(日本ギャラリー) 国宝 円珍贈法印大和尚位並智証大師諡号勅書 作品リスト

7室、蝦蟇鉄拐図屏風、曽我蕭白筆、江戸時代・18世紀
8室、振袖 萌黄縮緬地松紅葉牡丹流水孔雀模様、江戸時代・19世紀

猪図、岸連山筆、江戸時代・19世紀

特別2室は、親と子のギャラリー よりそう動物たちー家族、仲間のすがたとかたちー。
水仙に群狗、礒田湖龍斎筆、江戸時代・18世紀

袱紗 鶸色縮緬地松梅鴛鴦模様、江戸時代・19世紀

1階、11室へ。

12室、吉野山蒔絵小箪笥、江戸~明治時代・19世紀

海賦蒔絵袈裟箱、平安時代・10世紀、国宝、撮影禁止
13室、太刀 伯耆安綱(名物 童子切安綱)、平安時代・10~12世紀、国宝
安綱は平安時代末期に伯耆国(鳥取県)で活躍した名工で、名前は酒呑童子を退治した伝説に由来。
天下五剣の一つで、足利将軍家、徳川将軍家、越前松平家、津山松平家に伝来。

15室、医心方 巻第三十 証類部、丹波康頼撰、平安時代・12世紀、国宝

18室、牝牡鹿、森川杜園作、明治25年(1892)

法隆寺宝物館
1878年(明治11年)に法隆寺から皇室に献納され、戦後国に移管された宝物約300件が収蔵・展示されている。


竜首水瓶、飛鳥時代・7世紀、国宝

法隆寺献納宝物
デジタル法隆寺宝物館
黒田記念館
日本近代洋画の父ともいわれる黒田清輝の遺言により、その遺産によって建てられ、1928年(昭和3年)に竣工した。
1930年(昭和5年)には、東京文化財研究所の前身である帝国美術院附属美術研究所が設置され、2007年(平成19年)に独立行政法人文化財研究所と独立行政法人国立博物館が統合したことにより、黒田記念館は東京国立博物館に移管された。

逍遥、明治28年(1895)

国際子ども図書館の建物は、1906年(明治39年)に帝国図書館として建てられ、1929年(昭和4年)に増築された明治期ルネサンス様式の建物。
戦後に国立図書館と名称が変わり、1948年(昭和23年)に国立国会図書館が創設されてからは、国立国会図書館支部上野図書館として1998年(平成10年)まで使用されていた。
全面的に改修された後、2000年(平成12年)に国立初の児童書専門図書館として開館した。

展示は「子どもの本の夜明け 帝国図書館展」
子どもの本の夜明け 帝国図書館展|開催中の展示会、これからの展示会|展示会情報|展示会・イベント|国立国会図書館国際子ども図書館
展示リスト
https://www.kodomo.go.jp/event/exhibition/__icsFiles/afieldfile/2024/03/25/tenji2024-02_list_1.pdf

