9時50分に上野駅に到着。
国立西洋美術館
印象派展×大絶滅展 上野おとなりセット券(4,100円)を利用。
別々に購入した場合の4,600円(2,300円×2)より500円安い。
オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語
オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語|国立西洋美術館
作品リスト
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/pdf/2025orsay_list.pdf


第一回 印象派展が開かれたのは1874年で、昨年2024年に150周年を迎えた。
また、来年2026年はクロード・モネ没後100周年、オルセー美術館開館40周年。
オルセー美術館
Musée d'Orsay
10月3日に訪れたときのブログ

Ⅰ 室内の肖像—創作の空間で/モデルを映し出す部屋で
かつて王侯貴族が主な依頼主だった肖像画は19世紀後半になるとフランスの中産階級にも広まった。
聖書や神話の世界を描く歴史画を最も高位とみなす伝統的な芸術観が次第に廃れ、親しみやすい肖像画が風景画と並んで近代市民社会の担い手たちに好まれた。
I–1 投影された「富、階級、職業」
フレデリック・バジール《ピエール=オーギュスト・ルノワール》
フレデリック・バジール《バジールのアトリエ、ラ・コンダミンヌ通り》
バジール、マネ、モネ(シスレー?)、ルノワール、エミール・ゾラが描かれているとも言われる。
シャルル・デザヴァリ《絵を描くコロー》
エドガー・ドガ《メニル=ユベールのビリヤード室》
エドガー・ドガ《ドガとエヴァリスト・ド・ヴァレルヌ》
エドゥアール・マネ《エミール・ゾラ》
マネの《オランピア》(オルセー美術館)やマネが敬愛したスペインの巨匠ベラスケスの《バッカスの勝利》(プラド美術館)の複製版画、マネが所有していた浮世絵版画や屏風なども描かれる。
ポール・セザンヌ《ギュスターヴ・ジェフロワ》
I–2 装飾としての女性
クロード・モネ《ルイ・ジョアシャン・ゴーディベール夫人》
ジェームズ・ティソ《 L.L.嬢の肖像》
I–3 家族の肖像―「社会と心理の実験室」としての家庭
エドガー・ドガ《家族の肖像(ベレッリ家)》


アンリ・ファンタン=ラトゥール《デュブール家の肖像》
メアリー・カサット《モレル・ダルルー伯爵夫人と息子》
アルフレッド・ステヴァンス《この上ない幸福》
アンリ・ファンタン=ラトゥール《デュブール家の肖像》
アルベール・ベナール《ある家族》
クロード・モネ《アパルトマンの一隅》
ウジェーヌ・カリエール《病気の子ども》
ポール・マテ《室内の子どもと女性》
Ⅱ 日常の情景—気晴らし、夢想、親密さ
19世紀には、都会を中心に職場と住まいとの分離が進み、公的・社会的な外の世界と、私的な空間である家庭との境界が明確になってきた。それに伴って、家は外界からの隠れ家、憩いの場となることが求められた。
II–1 家でのくつろぎ―休息、娯楽、手仕事
エドガー・ドガ《マネとマネ夫人像》
ドガは本作をマネ夫妻に贈ったが、妻の顔の描写に憤慨したマネがカンヴァスを切断した。右1/4くらいが切れて夫人の顔が見えないが、どんな顔だったか見てみたかった。
エドゥアール・マネ《ピアノを弾くマネ夫人》
ピエール=オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》
ルノワールはほとんど同じ構図のものを6点描いたが、この作品が国家買い上げとなり、オルセー美術館に所蔵されている。
6月5日に三菱一号館美術館「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」で見た《ピアノの前の少女たち》とは違う?
ギュスターヴ・カイユボット《ピアノのレッスン》
エティエンヌ・モロー=ネラトン《読書》
アルフレッド・スミス《画家の母の肖像》
足元で丸くなっている犬の可愛さ。
アンリ・ファンタン=ラトゥール《ヴィクトリア・デュブール》
エルネスト・デュエズ《ランプを囲んで》
クロード・モネ《瞑想、長椅子に座るモネ夫人》
ピエール=オーギュスト・ルノワール《読書する少女》
II–2 私的な日課―入浴、身づくろい
エドガー・ドガ《足治療師》
ピエール=オーギュスト・ルノワール《身づくろい(髪をとかす女)》
エドガー・ドガ《背中を拭く女》
アルフレッド・ステヴァンス《入浴》
ピエール=オーギュスト・ルノワール《大きな裸婦》
Ⅲ 室内の外光と自然—取り込まれる風景、植物
III–1 内と外の交わり—テラス、バルコニー、温室、花々
印象派の画家は戸外制作に励み、光や大気の移ろいを表した。彼らはその感覚を活かし、室内にも戸外の風景や自然を取り込む。
ガラス温室は19世紀に都市部で人気を博し、ブルジョワたちの邸宅にも設置されて室内装飾の一部となった。
アルベール・バルトロメ《温室の中で》
本作で夫人が着ている「アルベール・バルトロメ夫人のドレス」も展示されている。絵が描かれてまもなく夫人は病で亡くなってしまうが、バルトロメは絵だけでなくドレスも生涯手放さなかった。
ベルト・モリゾ《テラスにて》
エドゥアール・マネ《バラ色のくつ(ベルト・モリゾ)》
マリー・ルイーズ・ヴィクトリア・ デュブール《花》
エドゥアール・マネ《芍薬の枝と剪定鋏》
アンリ・ファンタン=ラトゥール《鉢にいけられたバラ》《花瓶にいけられた菊》
寝椅子、読書テーブル
カミーユ・ピサロ《丸太作りの植木鉢と花》
ポール・セザンヌ《大きなデルフト陶器にいけられたダリア》
ピエール=オーギュスト・ルノワール《グラジオラス》
階段で下に降りる。
III–2 ジャポニスム—装飾としての自然
1867年のパリ万博をきっかけいに広まったジャポニスムは、印象派だけではなく、装飾芸術にも影響を与えた。
アンリ・ランベール(絵付)・ウジェーヌ・ルソー(企画販売)「セルヴィス・ランベール=ルソー」より
平皿 :鶏に蛙
平皿 :夏菊に雀
平皿 :佐州塚原雪中
平皿 :バッタ
平皿 :燕
平皿 :藤沢
エミール=オーギュスト・レイベール(図案)・クリストフル社《暖炉飾り(時計と燭台)》
エドゥアール・マネ《白菊の図》
エミール・ガレ《花挿:湖水風景》
エドゥアール・ドゥバ=ポンサン《エドゥアール・ドゥバ=ポンサン夫人》
Ⅳ 印象派の装飾—室内への新しいまなざし
装飾美術は有用性や産業と結びつくために、絵画・彫刻・素描などの純粋芸術より低位とみなされてきた。しかし19世紀末にかけて、その考えは次第に薄れてくる。
印象派は屋内と屋外の境界を取り払うかのように、壁面装飾によって室内を自然の光や風景で満たした。
IV–1 壁面を彩る—現代的な装飾に向かって
モリゾの応接間兼アトリエの再現模型
ピエール=オーギュスト・ルノワール《神殿の舞(イオカステ)》《風景(タペストリーの下絵)》《ローヌの腕に飛び込むソーヌ》
シャルル=ジュスタン・ル・クール《ジョルジュ・ビベスコ公の邸宅設計案》
クロード・モネ《七面鳥》
《印象、日の出》(マルモッタン・モネ美術館)を購入したオシュデがパリ近郊モンジュロンに所有する城館内を装飾するために描かれた。
エドゥアール・マネ《花の中の子ども(ジャック・オシュデ)》
カミーユ・ピサロ《タイル「船着場」》《収穫》
ピエール=オーギュスト・ルノワール・リシャール・ギノ《置時計「生の賛歌」》
階段で上に上がる。
ここから先は撮影可能。
IV–2 屋内の風景、あるいは内なる風景
印象派による室内への自然の取り込みは、壁面装飾のかたちで新しい芸術形式を生み出すことになり、オランジェリー美術館の「睡蓮の間」に結実する。
そこでは、睡蓮を浮かべた水面に取り囲まれる空間で、室内にいながら自然への没入を体感できる。
エルネスト・クォスト《バラ》

ギュスターヴ・カイユボット《ヒナギクの花壇》

クロード・モネ《睡蓮》、1913年、毛織物 、モビリエ・ナショナル (フランス国有動産管理局)
モネの油彩画にもとづく毛織物。


《睡蓮》、1916年、国立西洋美術館(松方コレクション)
松方幸次郎がモネから直接購入したもの。
邸宅の室内装飾を想定していた睡蓮の連作は、やがて公共建築を舞台とする大装飾画プロジェクトへと発展する。

《睡蓮、柳の反映》、1916年、国立西洋美術館(松方幸次郎氏御遺族より寄贈、旧松方コレクション)
松方がモネから直接購入したもの。戦争等の紆余曲折を経て、2016年にルーヴル美術館内で発見され、翌年に松方家より国立西洋美術館に寄贈された。
上部の欠損は、フランスに留め置かれていた第二次世界大戦時、作品疎開中に受けた湿気等の被害によるものと考えられる。

昼食はCAFÉ すいれん。
14時05分に並び、14時30分に入る。
企画展特別コース(3,900円)は一昨日11月18日に東京都美術館の「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」を見に来た時に食べた。
1日12食限定で今日は売り切れのため、ローストビーフコース(3,300円)を注文。
前菜盛り合わせ、季節のスープ

ローストビーフ 和風オニオンソース ~グリル野菜を添えて~

季節のデザート

オペラ(950円)を追加。

常設展へ。
2室
パオロ・ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ)《聖カタリナの神秘の結婚》

ティツィアーノ・ヴェチェッリオと工房《洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ》

4室
ピーテル・ブリューゲル(子)《鳥罠のある冬景色》

ヤン・ブリューゲル(父)《アブラハムとイサクのいる森林風景》

フルーニング美術館・国立西洋美術館所蔵
フランドル聖人伝板絵―100年越しの“再会”
フルーニング美術館・国立西洋美術館所蔵 フランドル聖人伝板絵―100年越しの“再会”|国立西洋美術館
ブリュージュのフルーニング美術館と国立西洋美術館には、キリストの使徒・聖ヤコブの生涯の物語場面を描いた板絵が所蔵されている。
国立西洋美術館の調査の結果、国立西洋美術館の作品がブリュージュの作品と、かつて同一の祭壇装飾ないし連作に属したものであることが確認された。これを機に企画された本展で、20世紀初頭にベルギーと日本に分かたれた二作品が100年越しの再会を果たす。
作者不詳《聖ヤコブおよび聖ヨハネ伝の諸場面》、1525 、フルーニング美術館・ブリュージュ
作者不詳《聖ヤコブ伝》、国立西洋美術館・旧松方コレクション

5室
コルネイユ・ヴァン・クレーヴ《プシュケとクピド》

ピエール=オーギュスト・ルノワール《横たわる浴女》

ヨハネス・フェルメール (に帰属)《聖プラクセディス》
梶光夫 (デザイン)《小鳥を慈しむ少女のペンダント》
6室
ユベール・ロベール《マルクス・アウレリウス騎馬像、トラヤヌス記念柱、神殿の見える空想のローマ景観》
ユベール・ロベール《モンテ・カヴァッロの巨像と聖堂の見える空想のローマ景観》

7室
ジャン=フランソワ・ミレー《春(ダフニスとクロエ)》
装飾画連作「四季」の一つ。
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー《ナポリの浜の思い出》
8室
ギュスターヴ・クールベ《りんご》

アンリ・ファンタン=ラトゥール《花と果物、ワイン容れのある静物》
ポール・セザンヌ《散歩》
ベルト・モリゾ《黒いドレスの女性(観劇の前)》
エドガー・ドガ《舞台袖の3人の踊り子》

ピエール=オーギュスト・ルノワール《アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)》
ピエール=オーギュスト・ルノワール《帽子の女》
9室
クロード・モネ《並木道(サン=シメオン農場の道)》
ピエール=オーギュスト・ルノワール《木かげ》
クロード・モネ《しゃくやくの花園》

クロード・モネ《睡蓮》
最初期の「睡蓮」と推定される、現存する8点の作品の一つ。

クロード・モネ《舟遊び》

オーギュスト・ロダン《勧告》

クロード・モネ《セーヌ河の朝》

クロード・モネ《柳》、撮影禁止
クロード・モネ《陽を浴びるポプラ並木》

クロード・モネ《波立つプールヴィルの海》

エドゥアール・マネ《嵐の海》

版画素描展示室、小企画展「物語る黒線たち――デューラー「三大書物」の木版画」
物語る黒線たち――デューラー「三大書物」の木版画|国立西洋美術館

階段で1階に降りる。
11室
カミーユ・クローデル《ペルセウスとゴルゴーン》

ダンテ・ガブリエル・ロセッティ《愛の杯》
ジョン・エヴァレット・ミレイ《あひるの子》
ジョヴァンニ・セガンティーニ《羊の剪毛》

ロヴィス・コリント《樫の木》(オークの木)

アウグスト・ストリンドベリ《インフェルノ(地獄)》
グスタフ・クリムト《アッター湖の島》
アクセリ・ガッレン=カッレラ《ケイテレ湖》

アリスティード・マイヨール《ヴィーナスのトルソ》

ヴィルヘルム・ハンマースホイ(ハマスホイ)《ピアノを弾く妻イーダのいる室内》
ギュスターヴ・モロー《ピエタ》
カミーユ・ピサロ《エラニーの秋》

ポール・セザンヌ《ポントワーズの橋と堰》

フィンセント・ファン・ゴッホ《ばら》

ポール・シニャック《サン=トロぺの港》

ポール・シニャック《サン・ジャン要塞》、撮影禁止
オーギュスト・ロダン《接吻》
オーギュスト・ロダン《私は美しい》
オーギュスト・ロダン《うずくまる女》
12室
エドヴァルド・ムンク《雪の中の労働者たち》、撮影禁止
アルベール・グレーズ《収穫物の脱穀》
1912年にパリで開かれたキュビスムの歴史的な展覧会「セクション・ドール(黄金分割)」に出品された。

フェルナン・レジェ《赤い鶏と青い空》

マックス・エルンスト《石化した森》SNS禁止
ジョアン・ミロ《絵画》、SNS禁止
ジャン・デュビュッフェ《美しい尾の牝牛》、SNS禁止
ジャクソン・ポロック《ナンバー8, 1951 黒い流れ》

パブロ・ピカソ《男と女》
アルベルト・ジャコメッティ《カロリーヌ》
ル・コルビュジエ《牡牛 XVⅢ》、SNS禁止
牡牛XVIII | Galerie Taisei | 大成建設
フランク・ブラングィン《松方幸次郎の肖像》

藤田嗣治《坐る女》、SNS禁止
エドモン゠フランソワ・アマン゠ジャン《日本婦人の肖像(黒木夫人)》
パブロ・ピカソ《小さな丸帽子を被って座る女性》
ピエール・ボナール《花》
オーギュスト・ロダン《地獄の門》
10時00分頃から閉館間際の17時20分まで楽しめた!