4泊5日の岡山・広島旅行、2日目。
朝食のために部屋を出ると、新聞があった。
ホテルグランヴィア岡山の朝食は、19階のダイニング&バー アプローズ。
岡山県産の卵を使用した出汁巻き卵やフレンチトースト、岡山県産米ヒノヒカリの炊きたてご飯と希望の具材を目の前で握ってくれるおにぎり、岡山県の蒜山高原で飼育されているジャージー牛の牛乳など。
ベーコンやハムは厚切りで、作ってもらった鮭のおにぎりも美味しく、白桃ジュースや岡山市に本社のあるオハヨー乳業のぜいたく生乳ヨーグルトもあった。
7時57分に岡山駅発のJR山陽本線で約60分、8時56分に福山駅に到着予定。
実際は遅れている特急しおかぜを待ったため、約5分遅れの8時02分に発車だったが、到着はほぼ時間通り。
9時06分に福山駅発のJR山陽本線で約20分、9時26分に尾道駅に到着予定。
尾道駅とどこかの駅(聞き取れず)の間でJR貨物がイノシシと接触したため、約7分遅れの9時33分に到着。
持光寺。
慈覚大師により承和年間(834~848年)に草創、36枚の花崗岩で出来た延命門がある。
「尾道七佛めぐり」の一つ。
持光寺、天寧寺、千光寺、大山寺、西國寺、浄土寺、海龍寺。
光明寺から、古寺めぐりコースを歩く。
千光寺ロープウェイも考えたが歩けたので使わなかった。
千光寺公園は「さくら名所100選」に、千光寺展望台は「夜景100選」に選ばれている。
千光寺頂上展望台PEAKからの眺めは素晴らしかった。
八畳岩を見て、文学のこみちへ。
正岡子規、十辺舎一九、志賀直哉、緒方洪庵、松尾芭蕉など、25の文学碑がある。
大宝山権現院千光寺は、806年(大同元年)に弘法大師により開基。
千光寺鐘楼「驚音楼の鐘」は平成8年に環境庁(現・環境省)の選定した「残したい日本の音風景100選」に選ばれ、毎日18時に鐘の音が鳴り響くよう。
残したい日本の音風景100選 | 大気環境・自動車対策 | 環境省
この付近の情景は志賀直哉の暗夜行路にも描写されているらしい。
玉の岩を見て、 1686年(貞享3年)に建てられた本堂へ。
赤堂とも呼ばれ、本尊の千手観世音菩薩は33年に一度開帳の秘仏。
石鎚山鎖修行で、くさり山へ登る。(100円)
前回も登ったはずだが思ったより大変だった。
磨崖仏も見る。
天寧寺の三重塔は海雲塔とも呼ばれ、海と空とともに美しく見える尾道を代表する景色。
五百羅漢は見逃してしまった。
尾道イーハトーヴ・招き猫美術館in尾道は通り過ぎて、猫の細道を下る。
艮(うしとら)神社は806年の建立とされ、尾道で最古の神社と言われる。
境内の楠は推定樹齢900年で凄く大きく、可愛い黒猫もいた。
また、境内では映画「時をかける少女」や「ふたり」のロケが行われたらしい。
志賀直哉旧居、御袖天満宮、西國寺、浄土寺にも行きたかったが、時間の都合で行けず。
真言宗醍醐派 大本山 摩尼山総持院 西國寺 | 歴史と静寂が静かにお迎えいたします
真言宗泉涌寺派 大本山 浄土寺■ 聖徳太子をはじめ、足利尊氏・源氏物語ゆかりの寺です。
尾道本通り商店街を通って、駅に戻る。
【尾道本通り商店街】 グルメ、ファッション、尾道みやげなどのお店情報や観光ガイド情報
海辺の道には、おのみち海辺の美術館があり、「絵のまち尾道四季展」のグランプリ作品などの壁画?が描かれていた。
ちょうど「第20回 絵のまち尾道四季展」の作品が尾道市立美術館等で展示されている。
絵のまち尾道四季展 - 公募展 - 尾道市立美術館 公式ホームページ
尾道では、猫には3匹しか会えなかった。
駅の近くには自転車組立場もあった。
しまなみ海道も今回はパス。
広島県尾道市から愛媛県今治市へと島々をつなぐ全長約60kmの道。
11時47分に尾道駅発のJR山陽本線で約60分、12時48分に倉敷駅に到着。
倉敷美観地区まで歩いて、手打ちうどん おおにしで、冷たいぶっかけうどんを食べる。
分館は改修工事のため休館中。
入館料は1,500円だが、2023年4月1日から2,000円になる。
1930年(昭和5年)に大原孫三郎が画家・児島虎次郎を記念して設立した、日本最初の西洋美術中心の私立美術館。
和服を着たベルギーの少女(児島虎次郎)、積みわら(モネ)、オーヴェルシーの運河(シニャック)、マドンナ(ムンク)、「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」(フレデリック)、夜の中の女たち(ミロ)、空間概念 期待(フォンタナ)と見る。
受胎告知(エル・グレコ)、童女舞姿(岸田劉生)、No.RED.Z.A(草間彌生).、朝顔(児玉虎次郎)。
児玉虎次郎は明治神宮外苑聖徳記念絵画館の「対露宣戦御前会議」も描いたらしい。
中庭の「モネの睡蓮の池」は、創立70周年の2000年にフランスにあるモネの自宅の庭園から大原美術館に送られたもの。
大原孫三郎は倉敷紡績(現クラボウ)の第2代社長で、倉敷絹織(現クラレ)の創業者。
1928(昭和3)年に完成した大原家の別邸である有隣荘が、3月4日(土)~3月12日(日)の間の土日4日間、「春宵の有隣荘特別公開 一期一景」として特別公開する。
倉紡記念館。
クラボウ創立当時に建てられた原綿倉庫を、昭和44年の創立80周年に記念館としてリニューアルしたもの。
明治時代、大正時代、昭和時代(戦前)、昭和(戦後)~令和時代、年表の5つの展示室で構成されている。
棟方志功の屏風もあった。
倉敷アイビースクエアの宿泊者は無料。
1998年、文化庁より貴重な国民的財産として登録有形文化財に認定。
2007年、経済産業省より地域活性化に役立つ遺産として近代化産業遺産に認定。
2017年、文化庁が日本遺産に認定した倉敷市の繊維産業発展のストーリーの構成文化財に選ばれる。
語らい座 大原本邸。
国指定重要文化財 旧大原家住宅を展示施設としてリニューアル。
大原家は元禄期に初代大原忠則が倉敷村へ移住したことに始まる。
7代目大原孫三郎(クラボウ第二代社長)、8代目大原總一郎(クラボウ第四代社長)を中心に、倉敷の経済・文化の発展に貢献をしてきた大原家8代の歩みを知れる。
庭園は秋には紅葉が綺麗らしい。
日本とフランスの勲章も展示されていた。
倉敷考古館。
1950(昭和25)年11月に江戸時代の土蔵作り米倉を改装して開館し、吉備地方(岡山県と広島県東部)を中心とした遺跡から発見された遺物が展示されている。
倉敷民芸館。
江戸時代末期の米倉を改装したもので、古今東西の民芸品約600点が展示されている。
東京の日本民藝館についで2番目に開館し、倉敷における古民家利用の第一号でもあり、伝統的建造物保存のきっかけとなった。
企画展は、「外村吉之介 生誕125年 特別企画展 少年民藝館」と、「幾何学文様-くりかえしの美-」。
阿智神社。
88段の米寿段、61段の還暦段、33段の厄除段、随神門の7段、拝殿の5段、荒神社の3段を登ることで、母なる神の身の内、生命力の根源に達するとされている。
境内には磐境・磐座と呼ばれる多くの石組(古代祭祀遺跡)が点在していて、特に鶴亀の磐境は日本固有の信仰と陰陽思想などの大陸文化が融合した神仙蓬莱様式という形で古代庭園とも呼ばれる。
倉敷デニムストリートを通り、林源十郎商店記念室。
星野仙一記念館は2021年11月30日に閉館したらしい。
2月18日~3月12日の間、「第16回 倉敷春宵あかり」という美観地区のライトアップが行われている。
和傘あかり、インディゴあかり、影絵あかり、春宵あんどんなど、ほんのり綺麗。
夕食は倉敷天満屋の、すぎ茶屋で特撰力うどん。
肉、揚げ餅、あげ、海苔天、わかめ、ほうれん草が入っている。
さんすて倉敷の、フルーツタルトGOWDY(ガウディ)でチョコバナナのこだわりタルトを購入。
今日のホテルは、倉敷アイビースクエア。
ファミリールーム45㎡、朝食付き。
倉敷アイビースクエアでは、2023年4月22日(土)・23日(日)に、2023年5月日本開催の主要国首脳会議(G7広島サミット)に合わせて行われる「G7倉敷労働雇用大臣会合」が開催される。
倉敷アイビースクエアは、1889年(明治22年)に建設された倉敷紡績所(1893年に商法施行により「倉敷紡績株式会社」と改称、現クラボウ)の本社工場を再開発した複合文化施設。
名前の由来となった蔦(アイビー)は、昭和初期に工場外壁に空調目的で植えられ、西日を防ぎ、夏は茂り、冬は落葉して、自然に内部の温度調節を果たした。
2017年には日本遺産「一輪の綿花から始まる倉敷物語~和と洋が織りなす繊維のまち~」の構成文化財の一つとして認定された。
コンセプトは「三つのこうぼう」
工房:備前焼や絵付けなどの陶芸体験ができる「工房」
考房:部屋で独り静かに思案に耽る、またセミナーなどで思考を重ねる「考房」
交房:広大な中庭広場で人と人が交流する「交房」
倉敷には関係のある日本遺産が3つある。
「一輪の綿花から始まる倉敷物語~和と洋が織りなす繊維のまち~」
一輪の綿花から始まる倉敷物語~和と洋が織りなす繊維のまち~/日本遺産推進室/倉敷市
「「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま〜古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語〜」
「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~/日本遺産推進室/倉敷市
「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま|日本遺産ポータルサイト
「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」
荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~/日本遺産推進室/倉敷市
荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間|日本遺産ポータルサイト
2023年03月02日~03月06日 岡山・広島旅行