2泊3日の金沢旅行、1日目。
東京駅の駅弁屋祭で、神尾弁当のえんがわ押し寿司を購入。
えんがわ押し寿司 - 商品カタログ詳細|神尾弁当 新潟県新津駅の駅弁
7時20分に東京駅発のかがやき503号で約2時間30分、9時45分に金沢駅に到着。
9時00分から《スイミング・プール》地下部の予約を完了。
スイミング・プール鑑賞の予約|金沢21世紀美術館 | 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa.
文化の森おでかけパスも購入。
以下の金沢市中心部の14の文化施設等に2日間1,000円で入場できる。
兼六園、金沢城公園(菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門)、金沢21 世紀美術館、県立美術館、県立歴史博物館、いしかわ生活工芸ミュージアム、金沢市立中村記念美術館、金沢能楽美術館、鈴木大拙館、前田土佐守家資料館、金沢市老舗記念館、金沢ふるさと偉人館、金沢くらしの博物館、武家屋敷跡 野村家。
国立工芸館、成巽閣、加賀本多博物館は割引で入場できる。石川四高記念文化交流館は安全確保のため臨時休館中。
9時57分に金沢駅前(東口)発の北陸金沢バスで約10分、10時08分に広坂・21世紀美術館に到着。
石浦神社
547年(古墳時代)に草創された金沢最古の神社。
逆さ狛犬があり、「きまちゃん」という白い犬のキャラクターがいた。おみくじを結んだ道もあった。
金澤神社
加賀藩11代藩主・前田治脩が1794年(寛政6年)に藩校、明倫堂、経武館の鎮守として天満宮を創建。
成巽閣
13代藩主前田斉泰が母(12代藩主藩主斉広の夫人)である真龍院のために作った隠居所。
が開催中。
11時30分から予約をした「清香軒・清香書院・飛鶴庭」の特別公開。
1階は武家書院造。
謁見の間はシャンデリアや欄間が印象的。
鮎の廊下、貝の廊下、亀の間、万年青の庭園、蝶の間。障子の腰板の絵が部屋や廊下の名前になっている。
松の間の障子の腰板にはギヤマン(ガラス)がはめ込まれている。
つくしの緑庭園は、柱一本で支える長い縁側により開放感のある眺め。水音の無い流れで小鳥や虫の音が届くようにもなっている。床は鶯張り。
企画展は「前田家伝来 夏衣裳と調度展」。
2階に上がったところの壁紙に五七桐の紋が目立つ。2階は数寄屋風書院造。
群青の間は、天井の一部が群青(ウルトラマリンブルー)で、壁が朱色(ベンガラ)。天井の群青が鮮やかで落ち着かない気もする。障子の中央にギヤマンがあり、障子を開けなくても外が眺められる。
網代の間は、壁が辰砂の朱色で、網代天井。火伏人形もある。越中の間は、三角形の網代天井。
2004年10月に開館し、今年2024年で20周年を迎えた。設計はSANAA(妹島和世+西沢立衛)。
まずは建物の外部を一周。
「カラー・アクティヴィティ・ハウス」
「まる」はSANAAが開館10周年を記念して制作。
混んでいたが、おでかけパスのおかげでチケット購入の列に並ばずにすんだ。
コレクション展 1
展示室1
山崎つる子、Work
カプーアの部屋には、アニッシュ・カプーア、L'Origine du monde(世界の起源)
薄暗い部屋の前方にある斜めのコンクリートの壁に黒い楕円。浮き出ているのか凹んでいるのか、塗っているのか削られているのか、平面的にも立体的にも見えた。
ホームページによると「穿たれた大きな穴を塗りつぶす青い顔料」。
展示室2
木村太陽、はたらけ はたらけ
木村太陽、Friction/トイレはどこですか?
木村太陽、Untitled
展示室2の横にはカールステン・ヘラー、金沢の自動ドア
ピピロッティ・リスト、あなたは自分を再生する
なんとトイレにある!
前に見逃して再入場したので覚えていた。
「トイレは誰もが必要とする浄化の場所。ピピロッティ・リストは、ここを神聖な場所と見立て、30センチ四方の祭壇を設け、中にクリスタルと美術館をモデルとしたオブジェを配しました。」
展示室3
舟越桂、支えられた記憶
展示室4
アンディ・ウォーホル、ダイヤモンド・ダスト・シューズ
村上隆、コスモス
デミアン・ハースト、無題
リュック・タイマンス、二重の太陽
ゲルハルト・リヒター、アブストラクト・ペインティング
展示室5
島袋道浩、浮くもの/沈むもの
展示室6
ザイ・クーニン、ダプンタ・ヒャン:知識の伝播
12時40分からスイミング・プール(レアンドロ・エルリッヒ)の地下部。
滞在は5分を目安と言われ、地下には時間により2〜5人くらいいた。
展示室13
ガブリエル・オロスコ、ピン=ポンド・テーブル
「緑の橋」(パトリック・ブラン)は、今回のチケットでは入れないエリアだったので、外観だけ。
デザインギャラリーでは、SUPERFLEX、発酵作用
長期インスタレーションルームには、佐々木類、植物の記憶
コレクション展終わり。
サラ・ジー、喪失の美学
ヤン・ファーブル、雲を測る男
今日も雲を測っていた!
タレルの部屋
ジェームズ・タレル、ブルー・プラネット・スカイ
直島の地中美術館でも見たやつ。
SANAAチェア(ラビットチェア)
企画展「Lines(ラインズ)—意識を流れに合わせる」は見なかった。
Lines(ラインズ)—意識を流れに合わせる|金沢21世紀美術館 | 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa.
1階は金澤能楽堂復元模型、加賀宝生の説明など。
2階は特別展「能楽師大鼓方・飯嶋六之佐家」。
飯嶋六之佐家は、藩政期から現代まで金沢で能楽の太鼓方を勤め続ける唯一の家。
石川県立歴史博物館
兼六園開園150周年記念特集陳列
兼六園絵巻
如月祭
青柏祭の人形見
獅子舞の獅子
最後には、祭礼体感シアターがあった。
加賀本多博物館
加賀八家の本多家初代である本多政重は、本多正信の次男。加賀八家とは加賀藩の最高職である年寄役の職に就く門閥のことで、全部で8家あったことに由来する。いずれも万石以上の禄高を有したが、本多家はそのなかでも最高の禄高5万石を与えられていた。
石川県と本多家の共同出資によって財団法人を設立し、1973年(昭和48年)に旧金沢美術工芸大学附属図書館を利用して開館されたのが藩老本多蔵品館。2015年(平成27年)に石川県立歴史博物館のある「いしかわ赤レンガミュージアム」の第3棟へ移転し、加賀本多博物館と改称した。
現在、15代当主の本多政光が加賀本多博物館の館長を務めている。
展示室1、日の丸馬験(複製)
展示室2、企画展「前田綱紀と加賀本多家」。
加賀藩中興の名君といわれる5代藩主前田綱紀は没後300年。開館50周年記念でもある。
前田綱紀は父が早世したため3歳で藩主となる。保科正之の娘を正妻に迎えたため、祖父で3代藩主利常の死後は保科正之が後見役を務めた。
文化的事業では図書の収集や編纂事業に取り組み、「加賀は天下の書府」と形容された。
村雨の壺
本多政重が5万石から10万石への加増を固辞した代わりに藩主から拝領したため、五万石の壺とも呼ばれる。
本多の森を通る。
金沢市立中村記念美術館
金沢で酒造業を営んだ中村栄俊が昭和41年5月に中村記念館を開館したことに始まる。
企画展は「ふたつの愉しみ ~異国の器と日本の書~」。中村栄俊の像もあった。
青貝十角香炉
三十六歌仙色紙帖
法花蓮池水禽文大香炉
四季花鳥風俗図屏風
旧本多家住宅長屋門
鈴木大拙館
仏教哲学者 鈴木大拙の思想や足跡を紹介する記念館。設計は谷口吉生(谷口吉郎の長男)。
内部回廊を歩きながら右手に玄関の庭を見て、展示空間へ。その後の学習空間は露地の庭が見え、読書している人もいた。
外部回廊、思索空間からは水鏡の庭が見える。
松風閣庭園
松風閣は前田家13代前田斉泰が本多家(前田八家)に輿入れする妹の寿々姫のために建てた。
庭園は江戸時代初期に作られ、兼六園より古く、元祖兼六園とも言われる。
石川県立美術館
第1展示室
野々村仁清「色絵雉香炉」(国宝)
第2展示室
俵屋宗達「槇檜図」
前田育徳会尊經閣文庫分館は「茶道具と名物裂」
玳皮盞天目茶碗(梅花天目)
前田育徳会は、1926年(大正15年)に加賀前田家16代当主前田利為が設立した、加賀前田家および前田侯爵家が収集した文化財を保存公開する公益財団法人。
公益財団法人前田育徳会 | 前田育徳会は、加賀前田家および前田侯爵家が収集した文化財を保存公開する公益財団法人です。
第3展示室は「特集 金沢美大草創の三羽烏 -鴨居玲と円地信二・村田省蔵-」
第4展示室は「絵画・彫刻 優品選」
第5展示室は「いきもの発見!」
漆盛器 叢
草文蒔絵 小箪笥
第6展示室は「絵画 優品選」
VRシアターでは「色絵雉香炉-悠久の時を超えて-」(15分)のみ見た。
企画展「生誕130年 武井武雄展 ~幻想の世界へようこそ~」は見なかった。
1924年(大正13年)に建てられた旧県庁舎をリニューアル。樹齢約300年(国指定天然記念物)の堂形のシイノキ(一対)がシンボル。
石川県政記念 しいのき迎賓館 - ようこそ、おもてなしの空間へ。-
18時05分に香林坊発の北陸鉄道バスで約25分、18時31分に高尾南一丁目に到着予定。
Suica等の交通系ICカードが使用できずに、ICa(アイカ)という独自のものだけだった。
今日のホテルは、金沢国際ホテル。
スタンダードツインルーム、28.3㎡。
夕食は8Fの加賀料理「加能」。
季節の付き出し、茶碗蒸し、金沢中央市場の鮮魚2種盛り、鰈の柚庵焼き、治部煮、天婦羅、南蛮漬け、石川県産コシヒカリ・味噌汁・香々、季節の果物。
2024年09月26日~09月28日 金沢旅行