2泊3日の金沢旅行、2日目。
朝食は金沢国際ホテルの1階にあるクローバー。
8時38分に金沢国際ホテル前発の北陸鉄道バスで約25分、9時03分に香林坊に到着。
長町武家屋敷跡
武家屋敷跡野村家
庭園や、不莫案という茶室へ上る石階段が良い。
鶯の鳥籠を桐箱に入れて鳴き声を響鳴させる聲桶(こうけい)は可哀想だが聞いてみたくもある。
鬼川文庫という野村家の展示資料館もあった。
前回に続いて狭い中に人が多く、しかも大半が外国人、おでかけパスで無料でなければ行くのを躊躇う。
前田土佐守家資料館
加賀藩祖前田利家とまつ(芳春院)の次男・前田利政を家祖とする前田土佐守家所蔵の資料約9,000点を保管、その一部が展示されている。前田土佐守家は加賀藩主前田家の分家筋で、加賀八家の一つ。
2022年に開館20周年を迎えた。英語でSAMURAI MUSEUMという表記が格好良い。
武家屋敷跡野村家とは違って静か。
企画展は「筆の跡(ふでのあと)―前田土佐守家当主の書いた文字―」。
金沢市老舗記念館
江戸時代からの薬種商であった中屋薬舗の建物を展示施設としている。
企画展は「加賀花てまり作品展」。
「金澤老舗百年展 六の巻」
金澤老舗百年會は、金沢で商売を始めて三代以上100年を超えて市民から親しまれ愛されてきた「老舗」が集う会。
柴舟小出、花御輿。お菓子(飴)でできている。
和菓子村上の長町店で、わらび餅ドリンクのほうじ茶。
長町武家屋敷跡では、他にも旧加賀藩士高田家跡、足軽資料館(清水家、高西家)にも行った。
加賀藩では菅原道真が前田氏の先祖として祀られ、道真が梅花を愛したことから前田家の家紋が梅鉢紋となり、金沢市も梅鉢紋を市章としている。金沢市の木も梅。
1875年(明治8年)に建築された「神門」は国の重要文化財にも指定され、和漢洋の三様式を混用した異色の門。特にステンドグラスが特徴的。
前田利家像、利家金鯰尾兜像もあり、神門の避雷針は現存する日本最古のものらしい。
2023年に鎮座150年を迎えた。
金沢城公園
金沢城は佐久間盛政か築城を開始し、1583年(天正11年)に初代藩主・前田利家が金沢城に入って、本格的な城づくりを始めた。
1602年(慶長7年)に落雷によって天守が焼失して以降、天守が再建されることはなく、本丸には物見を兼ねた三階櫓が建てられた。
鼠多門から入る。
玉泉院丸庭園は2代目藩主利長の正室玉泉院(永姫)が屋敷を構えたことに由来し、3代藩主利常により作園が始められた。平成27年3月、江戸時代末期の姿をもとに再現された。
色紙短冊積石垣は、色紙(方形)や短冊(縦長方形)の石やV字型の石樋が組み込まれた石垣。金沢城で最も意匠的らしく、確かに芸術的。
能登半島地震による石垣被災のため、立入禁止規制が行われていた。
明治31年に建てられた旧第六旅団司令部、三十間長屋、辰巳櫓跡、丑寅櫓跡、土蔵(鶴丸倉庫)と見る。
三十間長屋は1858年に再建されたもので、重要文化財。三十間長屋と石川門は主に土日の公開。
鶴の丸休憩館でVRシアター「よみがえる金沢城二の丸御殿」(10分)。岸駒の松虎図があったらしい。
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門。
二の丸御殿の復元も2021年から始まっている。
橋爪門を通り、河北門を見て、河北門二の門に登る。
石川門から兼六園へ。
洛陽名園記(宋の時代の書物)に書かれた、宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望という六勝を兼ね備えているという理由から、1822年(文政5年)に兼六園と名付けられた。
2024年(令和6年)5月7日に開園150周年を迎えた。
桂坂口から入り、JTBお休み処 兼六園(寄観亭)で、お団子1本と金箔入りのお茶を貰う。
瓢池、噴水(日本最古らしい)。
徽軫灯籠
唐崎松
霞ヶ池、雁行橋(亀甲橋)、七福神山、明治紀念之標(日本武尊像)、根上松などを見る。
「兼六園めぐりガイドツアー」を申し込もうと思ったが、個人向けのガイドツアーは当面中止。
いしかわ生活工芸ミュージアム(石川県立伝統産業工芸館)
輪島塗、山中漆器、加賀友禅、九谷焼など、石川県内の伝統工芸品全36業種をすべて展示する施設。
いしかわ生活工芸ミュージアム – 現代のくらしに生きる伝統工芸品ー伝統の美・技・心ー
第1展示室
第2展示室
金沢和傘
加賀水引細工
加賀人形
第3展示室
黄金の庵、エンジの紗も綺麗
第4展示室
企画展「あれも九谷 これも九谷 色々九谷」。
「装う工芸」「あれも九谷 これも九谷 色々九谷」 – いしかわ生活工芸ミュージアム
1階、企画展「装う工芸」。
森八本店で何か食べようかと思ったが、食べたいものが無かった。
ひがし茶屋街
宇多須神社
1599年に2代藩主の前田利長が金沢城の鬼門にあたる場所に創建した。
志摩は混んでいたため行かず。1820年(文政3年)に建てられたお茶屋の建物。
生麩甘味処 不むろ茶屋も行かず。
GO FOR KOGEIが行われていたらしいが、それらしい気配は何も感じなかった。
主計町茶屋街
国の重要伝統的建造物群保存地区。名前は加賀藩士前田主計の邸地があったことに由来。
あかり坂は、暗い夜の中に明かりを灯すような美しい作品を書いた泉鏡花を偲んで名付けられた。上がり坂の意もある。
暗がり坂は日中も日の当たらない暗い坂道から名付けられた。暗闇坂とも言う。
金沢城総構跡もあった。
柳宗理記念デザイン研究所
柳宗理は1964年の東京オリンピックで、聖火ランナーの持つトーチホルダーをデザインした。
柳宗理「デザイン考」より
本当の美は生まれるもので、つくり出すものではない。
本当のデザインは流行と戦うところにある。
伝統は創造のためにある。伝統と創造を持たないデザインはあり得ない。
黒門前緑地(旧高峰家・旧検事正官舎)を通る。
金沢東照宮 尾﨑神社
1643年に完成した現存する最古の金沢城関係の建造物で、本殿、中門、拝殿、幣殿などは国の重要文化財。
本殿と拝殿を分離させた東照宮建築の最初期のもので、北陸の日光とも呼ばれた。
昨日と今日で文化の森おでかけパスを使って満喫できた。
石川四高記念文化交流館は安全確保のため臨時休館中だった。
石川近代文学館と石川四高記念館からなる複合施設。
石川四高記念館(無料)は、1893年(明治26年)から約60年間、旧制高等学校(中学校)として使用された四高と四高生を育んだ風土と時代を知るための展示空間。
石川近代文学館(有料)は、泉鏡花・徳田秋聲・室生犀星の三文豪から現代文学の最前線で活躍する人たちまで石川県ゆかりの文学者の著書・遺品・愛蔵品等を一堂に集めた総合文学館。
https://www.pref.ishikawa.jp/shiko-kinbun/
17時25分に香林坊発の北陸鉄道バスで約10分、17時33分に広岡口に到着。
今日のホテルは、金沢彩の庭ホテル。
セパレートスタンダード、32㎡。
金沢彩の庭ホテル【公式】駐車場無料・全部屋無料朝食付・金沢駅定時送迎など宿泊特典多数
敷地内を流れる川と四季の彩りを感じる四つの庭園がある。
19時00分から夕食のディナーブッフェは日にち限定。
【ご案内】ディナーブッフェのみのご利用を承ります | 金沢彩の庭ホテル【公式サイト】
2024年09月26日~09月28日 金沢旅行