「知覚の大霊廟をめざして——三上晴子のインタラクティヴ・インスタレーション」「アルフレド・ジャー あなたと私、そして世界のすべての人たち」

10時25分に参宮橋駅に到着。

 

NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]

NTTインターコミュニケーション・センターは、日本の電話事業100周年(1990年)の記念事業として、1997年4月19日に東京オペラシティタワーにオープンしたNTT東日本が運営する文化施設

NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]

 

知覚の大霊廟をめざして——三上晴子のインタラクティヴ・インスタレーション

2025年は三上晴子の没後10年だった。

 

11時00分から予約をした

三上晴子《Eye-Tracking Informatics》

体験者の視線を視線入力装置によって感知し、それによって描かれる形態を仮想の3次元空間内に生成していくインスタレーション。「視ることそのものを視る」、「リアル・ヴァーチュアリティ」というコンセプト。

自分の視線を視覚化するという面白い体験。ここまで自分の視線を意識したのは初めてだった。最後に体験中の視線の動きを第三者視点で表したものが見られる。

 

三上晴子+市川創太《gravicells—重力と抵抗》

 

グレゴリー・バーサミアン《ジャグラー

ジャグラーが空中に投げ上げた受話器が、哺乳瓶、そこから飛び出したミルク、さいころ、骨へと変化し、最後の骨がパラシュートに乗ってジャグラーの手元に受話器となって戻ってくる。

アニメーションのような感じで、動き始めはこんな風になるとは思わなかったので驚き。

毎時30分〜40分に動く。撮影禁止。

 

11時40分から予約をした

三上晴子《存在,皮膜,分断された身体》

身体器官の音を空間内に拡張・変容させていく「知覚による建築」を提示する作品。無響室という音の反響のない特殊な空間で、身体の奥から発生する自身の体内音とスピーカーから流れてくる体内音の二つの音が、身体と思考を分離し、肉体としての身体感覚が消滅して断片化された諸感覚が覚醒していく。

無響室は部屋全体が音の反響を吸収する素材で囲まれている。人は通常、周囲の空間の広さなどを音の反射によって把握しているが、この空間では音の反響や反射がないために、自分の位置を空間の中に定めることができない。

アメリカの作曲家ジョン・ケージは、1951年にハーバード大学の無響室で、完全な沈黙を体験しようとしたが、音から遮断されたはずのケージの耳に聴こえてきたのは「血液の流れる音」と「神経系統の音」という二種類の身体内から発される音だった。それによってケージは人が生きる限り音はあり続け、「沈黙は存在しない」という認識にいたった。

そこから1952年に、まったくの無音の作品《4分33秒》が生み出された。

 

三上晴子《欲望のコード》

「蠢く壁面」「多視点を持った触覚的サーチアーム」「巡視する複眼スクリーン」と名づけられた3つの要素から構成される、大型インタラクティヴ・インスタレーション

スクリーンには様々なカメラで撮ったものが投影され、自分も作品に映ることができた。

 

 

東京オペラシティ アートギャラリー

東京オペラシティ アートギャラリー

 

ギャラリー1,2

「アルフレド・ジャー あなたと私、そして世界のすべての人たち」

 

1.写真はとるのではない。つくるものだ。

75センチ四方に裁断したポスターを同じ高さに積み上げた立方体は、彫刻の一部となった印刷物を来場者が一枚ずつ手に取り持ち帰るたびに、 美術館スタッフによって補充される。

印刷されているのは「You do not take a photograph. You make it.」(写真はとるのではない。つくるものだ。)という、アメリカ人写真家アンセル・アダムズの言葉。

 

2.今は火だ

人種差別の現状と暴力性を告発するノンフィクション小説 『The Fire Next Time (次は火だ)」(ジェイムズ・ボールドウィン)にちなんだ作品。

 

3.彼らにも考えがある

作曲家ジョン・ケージの生誕100周年を記念して制作された本作は、 15歳のケージがハリウッド・ボウルでの講演のために書いた演説文 (1927年)へのオマージュで、「Other People Think」(彼らにも考えがある)はその中の一文。

 

4.アメリカのためのロゴ

 

5.アメリカ合衆国へようこそ (TIME)

 

6.あなたと私、そして世界のすべての人たち

 

7.セルフポートレイト

8.セルフポートレイト

 

9.1973年9月11日(黒)

チリの軍事クーデターによってサルバドール・アジェンデ政権が転覆し、ピノチェト独裁政権が樹立された9月11日を境にカレンダーの日付の数字の進行が止まり、それ以降の日付はすべて「11」として印字されている。

 

10.チリ、1981年、出国前

 

11.マジシャン

 

12.ゴールド・イン・ザ・モーニング

13.ゴールド・イン・ザ・モーニング

14.ゴールド・イン・ザ・モーニング

15.ゴールド・イン・ザ・モーニング

16.ゴールド・イン・ザ・モーニング

17.ゴールド・イン・ザ・モーニング(黒)

ブラジル北東部のセーラ・ベラーダにある金鉱の採掘場と、そこで働く人々の姿を撮影したもの。

 

18.エウロパ

 

19サウンド・オブ・サイレンス

ケヴィン・カーターに関する8分34秒の映像作品。ケヴィン・カーターは、「ハゲワシと少女」(後に被写体は少女ではなく少年たったことが判明)の写真でピューリッツァー賞を受賞した写真家。

 

20.明日は明日の陽が昇る

 

21.ヒロシマヒロシマ

 

原爆ドームの真上からのドローン撮影を初めて許可された作品で、原爆ドームの真上から地上へと垂直に降下していく空撮動画によって、鑑賞者自身が原爆の「眼」 となるように導かれる。

そして最後は23の産業用送風機により強風にさらされる。

 

 

ギャラリー3,4

寺田コレクション ハイライト 後期 収蔵品展085 寺田コレクションより

具体的な形態を排し、色、形、線の造形要素で芸術の純粋性を追求する抽象絵画は、1910年代初頭にヴァシリー・カンディンスキーやピート・モンドリアンが始めたとされ、近年の調査では女性画家のヒルマ・アフ・クリントが彼らを先駆けていたといわれる。

本収蔵品展では、人の姿や風景から有機的形態を抽出する抽象と、可能な限り表現を削ぎ落として純粋な概念のみの抽象を試みる作品を、2室に分けて紹介する。

1室目では、難波田史男や赤塚祐二、中西夏之らを中心に、色彩溢れる感情や独自の詩情に満ちた抽象を、2室目では、菅井汲や松谷武判、白髪一雄らを中心に、凛とした緊張感や豊かな無を感じさせる抽象を展開する。

 

波田史男《無題》

山口長男《作品》

李禹煥

白髪一雄《游墨 壱》《貫流

松谷武判《雫》

村井正誠《黒い人》

 

4Fコリドール

project N 101 岩崎奏波

 

 

外には、ジョナサン・ボロフスキー《シンギングマン》

直島のベネッセハウス ミュージアムで見た《3人のおしゃべりする人》と似ているため、すぐわかった。彼らはジャックジャックと連呼していた。

2025年4月29日に直島を訪れた時のブログ

 

NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]も東京オペラシティ アートギャラリーも2025年9月14日に訪れて以来。

 

今日も東京・ミュージアム ぐるっとパス2025を使用。