北陸2 気比の松原・丸岡城・養浩館庭園

9泊10日の北陸旅行、2日目。

 

つるがおもてなしパスポートは貰わなかった。

つるがおもてなしパスポート

金沢〜敦賀間の北陸新幹線が2024年に開業予定らしい。

 

8時08に敦賀駅発の敦賀市コミュニティバスで約10分、8時20分に気比の松原に到着。

 

気比の松原

長さ約1km、広さ約34万㎡ある白砂青松の景勝地で、三保の松原静岡県)・虹の松原(佐賀県)と並ぶ日本三大松原の一つ。国の名勝にも指定されている。

海岸沿いは海水浴場になっていた。

 

8時48分に松原公園口発の敦賀市コミュニティバスで約5分、8時54分に気比神宮前に到着。

 

氣比神宮

702年(大宝2年)年建立、北陸道総鎮守、越前國一之宮。

約11mある重要文化財の大鳥居は、厳島神社(広島)、春日大社(奈良)と並ぶ「日本三大木造大鳥居」の一つらしい。

長命水、幡掲松、芭蕉の碑(像)、角鹿神社、氣比宮古殿地などがあり、日本百名月の地でもある。

お砂持ちの神事というものがあり、松尾芭蕉は「月清し 遊行のもてる 砂の上」と詠んだ。

 

北前船モニュメントは、敦賀港開港100周年記念モニュメント。

 

敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅舎)

欧亜国際連絡列車(新橋〜敦賀ウラジオストクシベリア鉄道経由ヨーロッパ)の発着駅だった金ケ崎駅敦賀港駅)。

敦賀鉄道資料館 敦賀市-Tsuruga City-

 

人道の港 敦賀ムゼウムは外観のみ。

敦賀港は、1920年代にポーランド孤児、1940年代に「命のビザ」を携えたユダヤ難民が上陸した日本で唯一の港。ムゼウムとはポーランド語で「資料館」という意味。

ポーランド孤児上陸100周年、命のビザ発給80周年を迎えた2020年(令和2年)11月に移転してリニューアルオープンした。

敦賀ムゼウム

企画展は「アンネ・フランク展 ~希望の未来~」。

アンネ・フランク展 ~希望の未来~ | 敦賀ムゼウム

 

敦賀赤レンガ倉庫

1905年(明治38年)に石油貯蔵用の倉庫として建設され、2009年1月には、北棟・南棟・煉瓦塀が国の登録有形文化財に登録された。

ジオラマ館では、「世界を旅するテディベアin敦賀赤レンガ倉庫」が開催されていた。

敦賀赤レンガ

 

金崎宮

難関突破と恋の宮で、絹掛神社、金ヶ崎城址碑、花換まつりなどがある。

金崎宮 −かねがさきぐう−

 

みなとつるが山車会館

氣比神宮例大祭で巡行する山車を保管し、展示紹介する施設。約15分のスクリーンシアターも見る。

別館の旧大和田銀行本店社屋は国の登録有形文化財

ここでは山車で「やま」と読むらしい。

みなとつるが山車会館 | つるがの山車・北前船・大谷吉継

 

敦賀城主だった大谷吉継をモチーフにした「よっしー」という敦賀市公認キャラクターがいる。

公認キャラクターは他に、ツヌガ君、バショさん。

敦賀市公認キャラクター 認定キャラクター一覧 敦賀市-Tsuruga City-

 

敦賀市立博物館は行かず。

1927年(昭和2年)に竣工した旧大和田銀行本店本館。

敦賀市立博物館 |重要文化財 旧大和田銀行本店本館

 

晴明神社

安倍晴明を祀る神社。拝殿には晴明が陰陽道の研究に使ったとされる祈念石が鎮座している。

石にお賽銭が乗ると願いが叶うらしく、挑戦したら乗った!

 

敦賀駅から氣比神宮までの道沿いには、銀河鉄道999宇宙戦艦ヤマトのキャラクターのモニュメントが28体ある。1999年に敦賀港開港100周年を記念して作られた。

 

敦賀に関係のある日本遺産は2件で、1つ目は氣比神宮祭礼の山車や旧大和田銀行本店社屋が構成文化財となっている。(青森県円覚寺も構成文化財で懐かしい。)

 

日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」

荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間|日本遺産ポータルサイト

 

日本遺産「海を越えた鉄道~世界へつながる 鉄路のキセキ~」

海を越えた鉄道|日本遺産ポータルサイト

 

11時37分に敦賀駅発のJR北陸本線で約50分、12時29分に福井駅に到着予定だった。

実際は車内放送も無くホームで止まったままで、12時20分頃にやっと出発。

12時30分頃にトンネル内で止まる。緊急停止信号なのか車内でピーピー音が鳴っていたが、鳴ったままゆっくり進んでいた。

13時30分頃に福井駅に到着。風かブザーか理由は最後まで分かなかった。

 

13時40分に福井駅発の京福バスで約50分、14時30分に丸岡城に到着予定。

実際は14時40分に到着。

 

丸岡城

1576年 (天正4年)に柴田勝家の甥の勝豊によって築かれた。

現存12天守の一つ(北陸で唯一の現存天守)で、石垣は野づら積み、霞ヶ城とも呼ばれ、春には桜が作り出す霞の中に丸岡城が浮かんでいる姿を見られる。

 

入場券は丸岡城、丸岡歴史民俗資料館、一筆啓上日本一短い手紙の館がセットになっていて、丸岡城オリジナルの越前織が付いている。

丸岡町は織ネームや織テープなど細幅織物の産地で全国の7割を生産している。

越前織【織ネーム/織テープ/ワッペン/美術織物/おくりふみ】~福井の伝統から生まれる、きめ細やかな織物~

 

夜は「丸岡城×ネイキッド ヒカリ結び」でプロジェクションマッピングが行われる。

福井県坂井市/丸岡城プロジェクションマッピングナイト「ヒカリ結び」

 

これで現存12天守は全て制覇!

 

歴史民俗資料館

丸岡城築城400年を記念して昭和53年に開館。

常設展示室には本多氏・有馬氏など歴代城主ゆかりの武具・調度品・掛軸・古文書などの品々が展示されている。

 

一筆啓上日本一短い手紙の館

徳川家康の家臣である本多(作左衛門)重次が陣中から妻にあてた手紙文「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」は用件を簡潔明瞭に伝えた手紙の手本と言われているらしい。

手紙の「お仙」というのが幼名を仙千代といった、初代丸岡藩主となる本多成重。

一筆啓上 日本一短い手紙の館

 

この施設は豪華で、歴史民俗資料館とは凄い差。

隣の図書館もシンプルで格好良かった。

今も募集中、第31回 一筆啓上賞「時」。

一筆啓上賞 - 公益財団法人 丸岡文化財団

 

15時50分に丸岡城発の京福バスで約50分、16時41分に城町に到着。

 

福井市立郷土歴史博物館

福井藩主であった松平家の資料を中心に展示している。

企画展示室は「夏季特別陳列(1) 福井の里山文殊山ゆかりの神仏」

松平家史料展示室は「夏季特別陳列(2) まぼろしの鉄道 -東北鉄道と明治の福井-」

館蔵品ギャラリーは「松平忠直 -記憶されたその功績-」

http://www.history.museum.city.fukui.fukui.jp/index.html

 

入口の横には松平春嶽像、一階には橋本左内像。

橋本左内レガシー継承プロジェクトという、橋本左内ゆかりの手紙を修理して展示するためのクラウドファンディングが行われている。

幕末の志士・橋本左内ゆかりの手紙を修理して展示したい!(福井市ガバメントクラウドファンディング) | 福井市ホームページ

高知市龍馬の生まれたまち記念館福井市立郷土歴史博物館は姉妹友好館。

 

企画展。文殊菩薩坐像は獅子に乗っているが、獅子が犬のようで可愛い。

館蔵品ギャラリー。福井藩主2代の松平忠直大阪夏の陣真田信繁を打ち取り、大阪城に一番乗りしたらしい。藩士の西尾宗次が討ち取った際に手に入れた采配(伝真田信繁(幸村)所用)、真田幸村血付きの采配があった。

 

常設展にあった、一乗谷のポスター。

「京都にはない。金沢にもない。あまりになにもない。だから面白い。」

明日行くよ!

 

日本遺産「400年の歴史の扉を開ける旅〜石から読み解く中世・近世のまちづくり 越前・福井〜」

福井・勝山 石がたり 日本遺産公式サイト 中世・近世のまちづくり、そして現代

400年の歴史の扉を開ける旅|日本遺産ポータルサイト

 

養浩館庭園

養浩館は福井藩松平家の別邸で、江戸時代には御泉水屋敷といった。

養浩館の名称は松平春嶽が名付け、孟子の言葉「浩然の気を養う」(大らかな心持ちを育てる)に由来する。

名勝 養浩館庭園 特設サイト

 

長閑で良った!

養浩館庭園も福井市立郷土歴史博物館も19時までなのが素晴らしい!

 

神明神社

公園には中根雪江像。

福井市 神社|神明神社

 

佐佳枝廼社

1628年 (寛永5年)に福井城内に東照宮徳川家康)を祀ったことに始まり、徳川家康、松平秀康、松平春嶽を祀る。

松平春獄が「福井が栄えるように」という願いを込めて「佐佳枝廼社(さかえのやしろ)」と命名された。現在の拝殿は京都市下鴨にある三井家祖霊社を譲り受け、 1949年(昭和24年)に移築移転したもの。

たくさんの折り鶴があり、15万羽と書いてあった。

福井の神社 | ご祈祷・七五三・結婚式 | 佐佳枝廼社(さかえのやしろ)

 

中央公園で岡倉天心像を見て、福井神社

16代藩主の松平春嶽を祀るため1943年 (昭和18年)に創建。

鳥居も本殿もコンクリートのようで新鮮。平春嶽像もある。

 

福井城跡

徳川家康の次男である初代福井藩主・結城秀康が1606年 (慶長11年)に築城し、約270年間17代にわたり越前松平家の居城となったが、現在は石垣と堀の一部だけが残るのみ。

御廊下橋は渡れたが、天守跡は18時00分〜6時00分の間は閉鎖されており、福井の語源となった説もある「福の井」と呼ばれる井戸跡は見れなかった。

 

柴田神社

柴田勝家が1575年(天正3年)に築造を開始した北庄城址にあり、柴田勝家とその妻お市の方を祀る。

境内の三姉妹神社では、三姉妹(茶々、初、江)も祀っているため、絆の宮とも言われる。

柴田勝家像、お市の方像、三姉妹像が建てられている。

絆の宮 柴田神社 – すべては同じ空の下

 

北庄城石垣を見ることができ、付近には北の庄城址資料館もある。北の庄城址公園(柴田公園)は日本の歴史公園100選に選ばれている。

https://www.mlit.go.jp/singikai/infra/city_history/historic_climate/11/images/04-2.pdf

 

福井駅西口広場は恐竜広場となっている。

福井は恐竜王国とも呼ばれ、日本で発見された恐竜化石のうち約8割が福井県で見つかっている。福井県で初めて発見された恐竜化石もあり、フクイサウルス、フクイラプトル、フクイベナートル、フクイティタンなど、「フクイ」の名を冠した恐竜も多数存在する。

広場には、フクイサウルス、フクイラプトル、フクイティタン3体の実物大モニュメントがあり、9時~21時の間は30分ごとに約3分間の特別演出が行われる。19時30分に見ていたが、いまいち特別演出は分からなかったが。

福井県で発掘された3種類の恐竜の足跡化石(実物大・複製)も設置されていて、トリックアートやイラストもあり、夜はライトアップもある。

福井駅西口恐竜広場のご案内 | 福井県ホームページ

 

夕食は、熟成かつ 天膳ハピリン店で、熟成とんかつ210g。

下のホームページにはハピリン店の記載が無いが、多分あっているはず。

熟成かつ天膳 | 天膳にしか出せない旨さ

 

今日のホテルは、福井マンテンホテル駅前。

シングル13㎡。

【公式】福井マンテンホテル駅前

 

 

 

2023年08月09日~08月18日 北陸旅行