和歌山・三重05 熊野古道中辺路・熊野本宮大社・湯の峰温泉

11泊12日の和歌山・三重旅行、5日目。

天気を考慮して予定変更。
昨日みたいにびしょ濡れになり体調を崩すのは避けたいから、継桜王子から歩くのは止めることにした。

9時12分に野中一方杉発の明光バス新宮駅行きに約25分乗り、9時37分に本宮大社前に到着。


乗ったバス停の名前は、野中一方杉。
最初は一本杉だと思い、バス停の目印に大きな杉を探していた。

実際は一方杉で、南向きだけに枝を伸ばしていることに由来するらしい。
南には熊野那智大社があるため、それに向かって枝を伸ばしているとも捉えられる。
樹齢は約800年で、10本近くもあり、そのうち最大のものは幹の周りが約8mもあるそう。

結局、野中一方杉は、バス停の近くではなく、継桜王子境内にあった。
確かに継桜王子の付近に大きな木があったような気もするが、その時は大きな一本の木(野中一本杉)だと思っていたから、野中一方杉とは思い付かなかった。


野中一方杉から本宮大社前までバスだと、約25分、990円。
継桜王子から熊野本宮大社まで歩くと、22.1㎞、約7時間。

中川王子、小広王子、熊瀬川王子、岩神王子、湯川王子、猪鼻王子。
バスを利用することで、飛ばすことになってしまった王子たち、すみません。


10時10分に本宮大社前発の龍神バス発心門王子行きに約15分乗り、10時25分に発心門王子に到着。

熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の、熊野三山に参詣することを、熊野詣という。
まずは今日、熊野本宮大社へ。


発心門王子のバス停から少し歩く。
10時30分、五躰王子の一つ、発心門王子を出発。

発心門王子から熊野本宮大社まで約7㎞、約2時間の道のりと考えると気楽。
でも、発心門王子からは熊野本宮大社の神域なので、気を引き締めて行こう。

10時55分、水呑王子。

11時35分、伏拝王子。
伏拝茶屋はお休み、温泉コーヒーを飲みたかった。
相変わらず雨は降っているが、名前の由来である「伏して拝む」ほどの景色を見られれば良いのだが。

11時45分、伏拝王子出発。

12時45分、祓殿王子。
途中の、ちょっと寄り道展望台あたりでは雨が凄く強かった。
景色もほとんど見えなかった。

12時50分、熊野本宮大社


熊野本宮大社熊野三山(本宮・速玉・那智)の中心であり、全国に4,700社以上ある熊野神社総本宮
八咫烏(やたがらす、3本足のカラス)が様々な所に描かれている。
日本書紀古事記神武天皇が熊野にきた時に道案内をしたという話から、熊野三山に共通する導きの神鳥として信仰されているらしい。

宝物殿は拝観停止中だった。
産田社、大斎原(おおゆのはら)にも参拝。
大斎原には日本最大の鳥居がある。

最後に世界遺産熊野本宮館を見る。


14時23分に本宮大社前発の新宮駅行きのバスで約10分、湯の峰温泉に到着。
奈良交通のバスだからかSuicaが使えた。

湯の峰温泉は、開湯1800年の日本最古の湯。
かつては熊野詣の旅の途中に旅の疲れを癒したらしい。
世界で唯一入浴できる世界遺産、つぼ湯がある。

しかし、つぼ湯は入れなかった。
川沿いというかすぐ隣というか、川の中にあるため、川の水量が多いと川の水がつぼ湯に流れてしまうため、入れないらしい。
晴れたとしても、明日の朝から掃除をして、入れるのは昼くらいからのよう。


今日の宿泊先は、湯の峯荘。
和室十畳間、朝・夕食付。

夕食は美熊野牛堪能プランで、美熊野牛のリブロースの温泉しゃぶしゃぶやミスジのミニステーキなど。
大浴場はもちろん源泉掛け流しで、無料の家族風呂も2つあった。




9月03日~9月14日 和歌山・三重旅行