和歌山・三重06 熊野速玉大社・橋杭岩・忘帰洞

11泊12日の和歌山・三重旅行、6日目。

まずは湯の峰王子。
古くからの温泉には神社があるだろうし、熊野古道なら九十九王子になっているのもわかる。

昨日聞いた話の通り、朝8時30分の時点では、つぼ湯は入れなかった。
湯の峰温泉を8時40分発の南海バス新宮駅行きで、約70分、新宮駅へ。


新宮駅から、丹鶴城跡に登り、熊野三山の二社目、熊野速玉大社へ。
熊野の正倉院とも言われる神宝館が休館だったのは残念。

3日目の朝の滝尻から6日目(今日)の湯の峰温泉まで熊野古道にはコンビニは全く無く、商店・売店もほとんど無かったので、新宮駅に着いてコンビニがあるのが快適。

熊野速玉大社から神倉神社へ。
階段が急だったが、上からの景色は良かった。

更に、浮島の森、徐福公園、阿須賀神社と歩く。
行ってから気付いたが、阿須賀神社はなんと阿須賀王子だった。

この辺の神社はほとんど王子なのだろうか。
須賀神社には歴史民俗資料館もあったが、時間の関係で見られなかった。


12時50分に新宮駅発のくろしお24号で約45分、13時36分に串本駅に到着。
13時45分に串本駅発の串本町コミュニティバスで約15分、潮岬観光タワーへ。

検索では200円だったが、実際は無料だった。
調べてみると、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地域経済活性化対策で、全ての人が対象で、期間は令和2年8月1日から10月31日までの3か月間のよう。

まずは、本州最南端の碑を見て、潮岬観光タワーに上り、本州最南端訪問証明書を貰う。
潮岬観光タワーから、徒歩10分くらいで、潮岬灯台に行く。

その後、潮御崎神社、鯨山見へ。
鯨山見は、日本遺産「鯨とともに生きる」(和歌山県熊野灘捕鯨文化に関するストーリー)の構成文化財の一つ。
山の上から沖合を回遊する鯨を発見し、漁船に伝える役割を持っていたらしい。


15時04分に潮岬灯台前発のバスに乗り、約15分で串本駅に戻る。
串本駅から徒歩約25分で橋杭岩へ。

橋杭岩は自然にできた石庭のような感じ。
近くまで行けたのも良かった。

16時13分に橋杭岩発のバスで約3分、串本駅に戻る。
たまたまとは言え、無料のコミュニティバスを3回(600円分)も利用した。
有り難いが、少し申し訳ない気もする。


16時40分に串本駅発の紀勢本線きのくに線)で約40分、紀伊勝浦へ。
行きは感じなかったが、電波が悪すぎた。
行きのくろしおは特急だから、電波が良いとかあるのだろうか。

紀伊勝浦と言えば、まぐろ。
生まぐろ水揚げ日本一!

駅の観光協会で相談し、桂城というお店に行くことに。
上まぐろ丼を注文したら、まぐろの唐揚げもサービスしてくれた。
当然美味しいし、1,500円。
近くに多くのお店があり、美味しいお店を選択できるなら、ホテルや旅館は素泊まりの方が良いと思う。

静岡県の清水港もまぐろ日本一だったはずなので、調べてみた。
清水港は、冷凍マグロの水揚げが日本一で、国内全体の水揚げ量の約50%を占めているよう。
紀伊勝浦は、生まぐろの水揚げが日本一らしい。


今日の宿泊は、ホテル浦島。
浦島丸という船に乗って、入館する。

ここに決めた理由は、忘帰洞という温泉。
大正時代に紀州藩の徳川頼倫が「帰るのを忘れさせるほど心地よい」と言ったことから名付けられたらしい。

思っていたより大規模で、部屋番号は8774!
8,000室以上あるのかと思ったら、じゃらんによると部屋数は321室。

かなり人が多い印象で明日の朝食を食べるか悩む。
修学旅行生(見た感じ小学生)も泊まっているようで、特定の時間は大浴場が混雑すると言われた。

ホテル浦島は大規模なだけあって、館内にローソンがある。
天満牧場のコーヒーと熊野古道紀州緑茶音無茶というのを購入。


さて、忘帰洞の感想。
洞窟の中が温泉になっていて、海に面している。
波の音を聞きながら、月を見る。
確かに「帰るのを忘れさせるほど心地よい」。

しかし、あることに気付き、すぐに温泉から出た。
壁に虫がたくさんいた、海によくいる気持ち悪いやつが。
海の側の露天風呂には今後も注意が必要だ。


今日は晴れていて、久しぶりに日焼け止めを塗った。
高野山和歌浦・白浜→熊野古道湯の峰温泉→串本・紀伊勝浦と、山→海→山→海と来ているが、海のところでは晴れているのが有り難い。
もちろん山でも晴れてくれると嬉しいが。
和歌山県は山も海も観光地がいっぱいで素晴らしい!




9月03日~9月14日 和歌山・三重旅行