四国2 坂の上の雲ミュージアム・萬翠荘・丸亀城

4泊5日の四国旅行、2日目。

秋山兄弟生誕地を見てから、坂の上の雲ミュージアムへ。
坂の上の雲は、松山出身の秋山好古・真之兄弟と正岡子規の3人の生涯を通して、近代国家として成長していく明治日本を描いた、司馬遼太郎の小説。建物の設計は安藤忠雄

次は、坂の上の雲ミュージアムからも見える、萬翠荘へ。
大正時代に旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨伯爵が、別邸として建設したフランス風洋館。

二之丸史跡庭園に行く途中にあった、愛媛県庁舎の本館も、左右対称の洋風建築物で、全国の庁舎で唯一のドーム型屋根様式らしい。

二之丸史跡庭園は、昔の部屋の間取りの中を水が流れる奥御殿跡流水園や、露岩を背景に池や滝を配置した林泉庭などがある。


今日の昼食も予定通り、宇和島鯛めし。
お店は、秋嘉(あか)。やはり美味しい。鯛めしは宇和島派に決定。

秋嘉や昨日の丸水がある松山ロープウェー商店街は、お店ごとに小さな看板(?)標識(?)があり、ザルツブルグのゲトライデガッセを思い出した。

11時31分に大街道発のバスで約15分、松山駅へ行く。
正岡子規俳人達の記念堂である子規堂にも行こうと思ったが、JR松山駅ではなく、伊予鉄道松山市駅の近くだったため断念。

松山を去るので、最後に正岡子規の句。
春や昔 十五万石の 城下かな


12時21分に松山駅発のしおかぜ18号で約130分、14時28分に丸亀駅に到着。
新幹線の富士山側を除き、基本的に海側の席に座るようにしている。(今回は左側)
松山から丸亀経由で高知までの乗車券で途中下車できたら良かったが、多渡津駅-丸亀駅間が重複しているため無理だった。

丸亀駅から徒歩約15分で、現存12天守の一つ、丸亀城。築城400年以上、高さ日本一の石垣を有する石垣の名城。
標高約66mの亀山に築かれた平山城で、大手門から見上げる天守は威厳に満ちており、陸のモン・サン=ミシェルのように感じた。

丸亀市立資料館を見て、太助灯籠、うちわの港ミュージアムと見て、丸亀駅に戻る。

丸亀うちわは、国内シェア9割に上る年間約1億本以上もの生産量を誇り、平成9年には国の伝統的工芸品に指定されたらしい。
伊予竹に 土佐紙貼りて あわ(阿波)ぐれば 讃岐うちわで 至極(四国)涼しい

丸亀駅前は少しアートがあり、MIMOCAという丸亀市猪熊弦一郎現代美術館もある。

16時52分に丸亀駅発の電車で約25分、17時18分に琴平駅に到着。


今日のホテルは、ことひら温泉 琴参閣。
讃水館ダブル16㎡、朝食付き。
朝食だけでなく夜食付きのプランだが、夜食がうどん+おにぎり2つ+唐揚げ3つもあったので、夕食として充分だった。

骨付鳥という讃岐の郷土料理を食べようと考えていたので残念。

 



11月12日~11月16日 四国旅行