京都2 嵐山・教王護国寺・西本願寺

4泊5日の京都旅行、2日目。

朝食はPortaのイノダコーヒで、タマゴトーストセット。
イノダコーヒは2020年6月1日に創業80周年を迎えたらしい。

8時42分に京都駅発の電車で約15分、8時59分に嵯峨嵐山駅に到着。
出発のホームは31番線!


まずは、宝厳院へ。
9月19日から12月6日まで秋の特別拝観が行われている。
獅子吼(ししく)の庭は、嵐山を借景とする回遊式庭園で、江戸時代の京都の名所名園を収録した「都林泉名勝図会」にも掲載されている。
「獅子吼」とは「仏が説法する」の意味で、庭園を散策して鳥の声や風の音を聴く事によって、人生の心理や正道を肌で感じる庭らしい。

次は、弘源寺。
宝厳院で購入した弘源寺・宝厳院共通参拝券を利用。
嵐山を借景とした枯山水庭園「虎嘯(こしょう)の庭」があり、柱には幕末の長州藩士の刀傷も残る。
ただ、写真撮影禁止はわかるが、庭園を窓越しにしか見られないのは微妙だった。


続いて、天龍寺へ。
足利尊氏後醍醐天皇の菩提を弔うために夢窓国師を開山として創建し、室町時代には京都五山の第一位だった。世界遺産

庫裏(くり)から入り、大方丈や多宝殿を見る。
玄関から入って正面にある達磨図はインパクトがある。
方丈の床の間などにも同じ達磨図が見られるが、達磨宗である禅を象徴していて、天龍寺の顔ともいえるらしい。

天井の雲龍図を見るため、法堂に入る。
1997年に法堂移築100年、夢窓国師650年遠諱記念事業として加山又造により制作された。

曹源池庭園は夢窓疎石の作庭で、亀山や嵐山を借景にした池泉回遊式庭園。
正に借景という感じで、素晴らしかった。


庭園を出て、竹林の小径へ。
野宮神社から天龍寺北門を通り大河内山荘へ抜ける約400メートルの道。
大河内山荘庭園は見なかったが、昭和初期の映画俳優・大河内伝次郎が造った庭園のよう。

日本で唯一の髪の神社、御髪神社
御祭神は藤原采女亮政之(うねめのすけまさゆき)という方で、境内には献納された髪を納祭した髪塚もあるらしい。


常寂光寺では、仁王門、本堂、多宝塔などをみる。
紅葉の美しい小倉山の中腹にあり、常寂光土に遊ぶような風情があることから名付けられたようで、藤原定家の山荘・時雨亭があった所と伝えられている。

二尊院は、釈迦如来阿弥陀如来の二尊を祀る寺院。
総門から真っすぐ延びる参道は100mの間に紅葉と桜の木が交互に植えられており、「紅葉の馬場」とも呼ばれる。
小倉あん発祥の地と言われ、広大な境内は山裾まで伽藍が点在し、角倉了以の墓や藤原定家の時雨亭跡と言われる場所がある。

林の中にひっそり佇む厭離庵にも行く。
藤原定家小倉百人一首を編纂した小倉山荘跡にあるお寺で、11月1日~12月7日のみ一般公開。

落柿舎は外観を見て、通り過ぎる。
松尾芭蕉の門人・向井去来の別荘で、芭蕉が「嵯峨日記」を書いた。

良縁、子宝、学問の神様を祀っている、野宮神社へ。
野宮はかつて天皇の代理で伊勢神宮に仕える斎王が伊勢へ行く前に身を清めた場所。


渡月橋と嵐山の景色を見て、清修庵というお店で、嵯峨というセット(そば、天丼、おぼろ豆冨)を食べる。

渡月橋は、嵯峨野と嵐山を隔てて流れる桂川に架かる長さ155m、幅11mの橋。
平安時代に架橋したのが最初で、現在の位置には角倉了以が架けたとされる。現在使われている橋は1934年に完成したもの。
渡月橋という名は、月が橋の上空を渡るように動いていく様を見て、亀山上皇が「くまなき月の渡るに似る」と述べたことに由来する。

桂川沿いを歩いて、嵯峨嵐山文華館へ。
百人一首の歴史やその魅力と、日本画の粋を伝えるミュージアムで、百人一首殿堂 時雨殿を改装して、2018年11月に嵯峨嵐山文華館としてリニューアルオープンしたらしい。
百人一首にはX字決まりというのがあり、戦況が進むにつれて決まり字が減少(限定)されていくことが面白く感じた。

帰り道に嵐電嵐山駅の展望台が無料と勧誘していたので行ってみたが、景色は微妙だった。
14時47分に嵯峨嵐山駅発の電車で約15分、15時04分に京都駅に到着。


京都駅から歩いて、東寺(教王護国寺)へ。
平安遷都とともに建立された国立の寺院で、嵯峨天皇により空海弘法大師)に託された日本で最初の密教寺院。東寺真言宗の総本山、世界遺産
「秘密の仏教の、入口。 寺域そのものが秘密の教えを映し出す、巨大な装置です。」

東寺では、御影堂、講堂、金堂、五重塔、観智院を見る。
五重塔(国宝)は徳川家光が再建し、高さ55メートルは日本一。10月31日~12月12日の間、初層を特別公開しており、五重塔の内部に仏像があるのを初めて知った。
御影堂では毎朝6時から空海の頃と同じように一の膳、二の膳、お茶をお供えする生身供を行っているらしい。


最後は、西本願寺
正式名称を龍谷山本願寺という、浄土真宗本願寺派の本山。世界遺産
阿弥陀堂(国宝)、唐門(国宝)は修復中だった。
通常は非公開のため見れなかったが、飛雲閣(国宝)、書院(国宝)、能舞台などもある。
また、親鸞の命日である毎月16日はShinran's Dayとして、法要や催し物などを行っているよう。

帰り道に見た龍谷大学がお洒落な建物だった。


夕食は、ヨドバシカメラにあるハンバーグ&ステーキ HIROというお店。
サイコロステーキ300gを食べたが、微妙だった。

今日と明日のホテルは、リッチモンドホテルプレミア京都駅前。
コーナーツイン26.9㎡~28㎡(バス・トイレ別)、朝食付き。

 

 

 

12月03日~12月07日 京都旅行

京都1 大徳寺・北野天満宮もみじ苑・アートアクアリウム城

4泊5日の京都旅行、1日目。

7時02分に小田原駅発のひかり631号で約2時間、9時12分に京都駅に到着。
京都駅にある京都総合観光案内所で地図を貰い、ライトアップなど期間限定のイベントをチェック。
9時44分に京都駅発のバスで約40分、10時24分に大徳寺前に到着。

10月3日~12月6日の間に特別公開されている、大徳寺黄梅院へ。
織田信長が初めて上洛した際に父・信秀の追善菩提のために黄梅庵を建立したことに始まり、本能寺の変後は豊臣秀吉が徐々に増築し、黄梅院と改めた。
千利休が作庭した直中庭には秀吉の軍旗・瓢箪を象った空池があり、他にも小早川隆景加藤清正蒲生氏郷などにゆかりのあるお寺。
瓢箪池に落ちた紅葉が綺麗だった。

次は、大徳寺芳春院。
前田利家正室まつ(芳春院)が建立した前田家の菩提寺
訪れる予定では無かったが、「慶雲庵・大徳寺 特別展」というものが行われており、内容もわからないまま入る。
2021年3月に大徳寺芳春院龍泉庵盆栽庭園というものがオープンするのに合わせ、京都国際文化振興財団・慶雲庵主催で、盆栽・盆器・水石・諸道具等の名品が公開されていた。

盆栽は大宮の盆栽美術館以来だが、とても見応えがあった。
理由は不明だが、帰り際に招待客用の図録を戴いた。非常に豪華なもので感謝。

続いて、大徳寺大仙院。
日本最古の「床の間」と「玄関」を持つ室町時代の方丈建築で国宝。
庭園は枯山水を代表する石庭。


大徳寺を後にして、建勲神社へ。正式な読み方は「たけいさおじんじゃ」。
明治天皇が創建した神社で、織田信長を祀っている。
建勲神社のある船岡山は、平安京造営の際に玄武の山として北の基点となり、応仁の乱の際は西軍の陣地となった。


建勲神社から歩いて、金閣寺鹿苑寺)へ。
室町幕府3代将軍足利義満が建てた舎利殿北山文化の代表作で、「古都京都の文化財」の構成資産として世界遺産に登録されている。

ただ、舎利殿は9月から屋根葺き替え工事でシートに覆われているため見ることができず、その代わりに舎利殿の大型写真パネル(2.4m×3.6m)が設置されていた。
入口で舎利殿が見られないが料金は変わらない旨の説明があったので、他の観光客は2~3組しかおらず、ゆっくりと楽しめた。

金閣寺を出て、近くの洋食屋さん「いただき」で日替わりランチを食べる。
ハンバーグステーキ 特製デミグラスソース&奥丹波鶏のからあげ、大根の和風だし京水菜添え。


龍安寺を目指して、きぬかけの路を歩く。
きぬかけの路は、金閣寺龍安寺仁和寺京都市北西部の3つの世界遺産を巡る観光道路で、
全長約2.5km、金閣寺から仁和寺まで徒歩約30分。
宇多天皇が真夏に雪見をするために衣笠山(別名きぬかけ山)に絹を掛けたと伝えられる故事にちなむ。

途中、堂本印象美術館を通り過ぎて、龍安寺に到着。
龍安寺室町幕府管領細川勝元応仁の乱の東軍大将)が創建。
白砂の上に大小15個の石が配された枯山水庭園の石庭(方丈庭園)が有名で、虎が子供を連れているように見えることから「虎の子渡しの庭」とも言われる。
徳川光圀の寄進とされる蹲踞(つくばい)も、中心の「口」の字を共用して、吾唯足知(吾れ唯だ足ることを知る)とするのが面白い。

更にきぬかけの路を歩いて、仁和寺へ。
宇多天皇が創建し、徒然草仁和寺にある法師」の話が有名。
御室御所とも呼ばれ、オムロン㈱は本社のあった御室にちなんで名付けられた。
二王門から入り、御殿・霊宝館共通拝観券で拝観。境内ではゼロ・ヒガシダ彫刻展が開催されていた。


16時11分に御室仁和寺駅発の電車で約5分、16時16分に北野白梅町駅に到着し、北野天満宮へ向かう。
北野天満宮菅原道真を御祭神とする全国約12,000社の天満宮・天神社の総本社で、梅と紅葉で有名。国宝である御本殿は豊臣秀頼が造営したもので、八棟造と称される絢爛豪華な桃山建築。

そして、紅葉で有名な史跡御土居のもみじ苑へ。
約350本の紅葉があり、今年は11月1日から12月6日まで公開される。
丁度ライトアップが始まっており、夕暮れから夜になるまで景色の変化を楽しめた。
入口でお菓子を貰い、最後にはセルフサービスの熱いお茶もあった。


17時50分に北野天満宮前発のバスで約15分、18時06分に二条城前に到着。
離宮二条城(世界遺産)は徳川家康によって建てられ、二の丸御殿(国宝)では徳川慶喜による大政奉還が行われた。
徳川家康の将軍宣下に伴う賀儀も行われたため、江戸幕府の始まりと終わりの場所とも言える。

通常なら閉館している18時過ぎに二条城に来たのは、10月14日~12月7日の間に開催されている「アートアクアリウム城 ~京都・金魚の舞~」のため。
水槽に金魚やコイが泳ぎ、照明と音楽で幻想的な世界を演出していた。
特に二条城を象徴する作品「大政奉還金魚大屏風」は、金魚が泳ぐ屏風型のアクアリウムに、プロジェクションマッピングにより動く屏風絵を投射したもので、圧巻だった。


19時35分に二条城前発のバスで約20分、19時53分に京都駅前に到着。

京都駅ビルの「大階段グラフィカルイルミネーションPlus」を見る。
京都駅ビル開業15周年を記念して2012年11月から開始したもので、171段中125段の階段に約15,000個のLEDがちりばめられている。季節やイベントに合わせて様々なパターンのイルミネーションがあるよう。

夕食はPortaにある近江スエヒロ京都茶屋で、ステーキ定食。
今日のホテルは、ダイワロイネットホテル京都駅前。
スタンダードダブル18.2㎡、素泊まり。

 

 

 

12月03日~12月07日 京都旅行

レンブラントホテル海老名 海老名の朝食

朝食ブッフェ「海老名の朝食」が有名なようなので、かながわ県民割を利用して宿泊。
エクスクルーシィヴフロア 禁煙シングル18㎡、専用アメニティ付き。
食事は、日本料理「四季」限定メニュー『鰤しゃぶ御膳』×『海老名の朝食』。
レンブラントホテル海老名は、昔はオークラフロンティアホテル海老名だったよう。

海老名の朝食は、楽天トラベル朝ごはんフェスティバル 2019のファーストステージで、2年連続神奈川県第3位を獲得している。
海老名に唯一残る養鶏場「清水鶏園」で育まれた「えびなのたまご」を使って作る卵料理、「鎌倉ハム富岡商会」のベーコン・ウインナー、神奈川県の酪農家が自然環境と牛乳の風味を大切にしながら育んだ「きんたろう牛乳」など、神奈川の素材を多く使っているらしい。


ちなみに、朝ごはんフェスティバル 2019の優勝は、あてま温泉 当間高原リゾート ベルナティオ(新潟県)の茸出汁と蟹振袖を纏った焼きおにぎり。
ファーストステージ神奈川県の1位は箱根湯本温泉 箱根花紋、2位はホテル・ザ・ノット ヨコハマ。
朝ごはんフェスティバル2020については見付からなかった。

氷川丸・日本郵船歴史博物館・ヨルノヨ

正午頃に馬車道駅に着き、ハンマーヘッド(横浜ハンマーヘッド新港ふ頭ターミナル)に寄ってから、赤レンガ倉庫に行く。
横浜赤レンガ倉庫は、明治末期から大正初期に国の模範倉庫として建設されたレンガ造りの歴史的建造物。12月4日から12月25日まで「Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫」が開催される。
昼食は、billsでリコッタパンケーキ。

赤レンガ倉庫から、象の鼻パークを通り、大さん橋へ。
1894年(明治27年)に竣工した鉄桟橋に始まり、6度の建設・増改築を経て、現在の大さん橋国際客船ターミナルは7代目になるらしい。
大さん橋は国際客船ターミナルなのに公園としても楽しめる。

大さん橋から、山下公園にある氷川丸へ。
氷川丸日本郵船歴史博物館セット券を購入。
氷川丸は1930年(昭和5年)に竣工し、戦前の日本で建造され現存する唯一の貨客船で、造船技術や客船の内装を伝える産業遺産として2016年に重要文化財に指定された。病院船や復員・引き揚げ輸送にも利用されたらしい。
山下公園も1930年に開園したが、関東大震災のがれきを埋め立てて作られたよう。

中華街を軽く散策してから、開港の道を通って、日本郵船歴史博物館へ向かう。
開港の道は、桜木町駅前から赤レンガ倉庫、 山下公園を経て、港の見える丘公園に至る3.2㎞の遊歩道。ニューヨークのハイラインみたい?

日本郵船歴史博物館は、近代日本海運の黎明期から今日に至るまでを、日本郵船の社史を通して紹介している。企画展は「1960竣工 高度経済成長期を支えた貨物船」。
日本郵船は、1870(明治3)年に岩崎彌太郎が設立した九十九商会(後の三菱商会)が源流の一つ。2020年は三菱が創業してから150周年の節目の年に当たる。

横浜ワールドポーターズと赤レンガ倉庫の間に位置する新港中央広場で、「ヨルノヨ-YOKOHAMA CROSS NIGHT ILLUMINATION-」というイルミネーションが行われていた。期間は11月20日から12月26日まで。

夕食はワールドポーターズの三浦三崎港で回転寿司。

今日のホテルは、オークウッドスイーツ横浜。
スタジオスーペリアキング34㎡(バス・トイレ別)、素泊まり。
2020年10月31日に開業したばかりなので綺麗だし、47階の部屋で景色も良かった。
かながわ県民割を利用。

 

 

過去の博物館・美術館

静岡5-伊豆3 韮山反射炉・江川邸・楽寿園・柿田川湧水公園

1泊2日の静岡・伊豆旅行、1日目。

7時57分に小田原駅を出発し、熱海、三島を経由して、9時09分に伊豆長岡駅に到着。合計約70分。

約20分歩き、韮山反射炉へ。
明治日本の産業革命遺産」の構成資産として、2015年に世界文化遺産に登録された。(他には、松下村塾、旧グラバー住宅、官営八幡製鐵所などで合計23資産)
江川太郎左衛門英龍が江戸幕府に進言し、1857年に完成したもので、実際に稼働した反射炉としては国内で唯一現存している。
反射炉とは金属を溶かして大砲などを鋳造するための溶解炉のこと。

江川邸との共通入場券で、韮山反射炉ガイダンスセンターを見学。スタッフの方がガイドをしてくれた。
ただ、2020年10月1日から2021年10月31日(予定)まで保存修理工事中で、工事用のシートで覆われているため、外観を望むことができかなかった。
韮山反射炉のPRキャラクターは、てつざえもん、というらしい。

近くの展望デッキからは、韮山反射炉と富士山という2つの世界遺産を同時に見られるはずが、反射炉はシートに、富士山は雲に、隠れていてどちらも見られなかった。


坦庵公思索の道という道を歩いて、韮山役所跡(江川邸)に向かう。
途中、猪が罠に掛かって檻の中で捕まっていた。

江川家は42代・900年続く大和源氏の末裔で、江戸時代には旗本として11代273年間、天領伊豆の代官を務めていたらしい。

特に36代江川太郎左衛門英龍(坦庵)が有名で、韮山反射炉やお台場の建設の他にも多くの業績を残し、邸内にはパン祖の碑というものもあった。これは江戸時代に兵糧としてパンを製造したことを全国パン協会が顕彰して建てたもののよう。
江川邸は、西郷どん篤姫のロケ地にもなっている。

北条早雲が築いた韮山城跡、蛭ヶ島公園と寄りながら、韮山駅まで歩く。
蛭ヶ島は平治の乱に敗れて平清盛に捕らえられた源頼朝が配流された場所で、源頼朝北条政子の像がある。


12時19分に韮山駅発の伊豆箱根駿豆線で約20分、12時38分に三島駅に到着。
韮山駅前の、韮山文化センター韮山時代劇場)の建物が良かった。

昼食は三島駅近くの、サーモンとホタテの食堂 和泉というお店で、デカ盛りサーモン・スモークサーモン丼。

昼食後は、市立公園、楽寿園へ。
小松宮彰仁親王の別邸として建てられた楽寿館が名前の由来で、富士山が噴火した時に流れ出た溶岩流「三島溶岩流」を見ることができ、国の天然記念物・名勝に指定されている。
10月30日から11月30日まで菊まつりが行われており、今年のテーマは「首里城」。
園内にある郷土資料館も見る。


14時30分に三島駅南口発のバスで約10分、14時43分に柿田川湧水公園前に到着。
柿田川は国の天然記念物に指定された清流で、富士山からの雪解け水が地上に湧き出る湧水群がある。日本名水百選、21世紀に残したい日本の自然百選に選ばれている。

第一展望台、第二展望台、貴船神社、湧水広場、舟付場、木製八つ橋と散策。
展望台から水が湧き出る「湧き間」を見ると、水が本当に青く透き通っていた。

15時25分に柿田川湧水公園前発のバスで約15分で三島駅に戻り、15時52分に三島駅発の電車で約5分で沼津駅へ行く。


今日のホテル、静鉄ホテルプレジオ沼津にチェックイン。
ツインルーム23.1㎡(バス・トイレ別)、素泊まり。
観光促進キャンペーン「バイ・シズオカ~今こそ!しずおか!!元気旅!!!~」の宿泊キャンペーンを利用。

静鉄ホテルプレジオでは、2020年6月1日~12月25日の期間、「写真を撮って選べる特典キャンペーン」を行っていて、ホテル館内のシークレットクーポン券の写真を撮って、次回のチェックイン時に提示すると、宿泊料1,000円引きかクオカード500円分を選べる。貰ったクオカードの柄が三保松原と富士山なのが良い。

18時00分に沼津駅南口発のバスで約10分、千本港町で下車。
うなぎ問屋直営のうなぎ処京丸というお店で、京丸定食。蒲焼・白焼・肝焼きを全部食べられて、美味しかった。
19時10分に千本港町発のバスで沼津駅に戻る。

翌朝に沼津駅前の流れ鮨で、平日限定の早得ランチ(10:30~11:00)の近海握りを食べて帰宅。




07月02日~07月05日 静岡旅行1

静岡1-1 東海道・竜ヶ岩洞・中田島砂丘

静岡1-2 ヤマハイノベーションロード・エアーパーク・スズキ歴史館

静岡1-3 本田宗一郎ものづくり伝承館・掛川城・浜松市楽器博物館

静岡1-4 浜松から帰る

08月13日~08月16日 静岡旅行2

静岡2-1 久能山東照宮・登呂遺跡・静岡浅間神社

静岡2-2 三保松原

静岡2-3 東海道・薩埵峠

静岡2-4 白糸の滝・田貫湖・富士山本宮浅間大社


10月15日~10月16日 静岡・伊豆旅行1

静岡3-伊豆1-1 修善寺・日枝神社・三嶋大社

静岡3-伊豆1-2 千本松原・若山牧水記念館・びゅうお


10月29日~10月30日 静岡・伊豆旅行2

静岡4-伊豆2-1 龍宮窟・了仙寺・開国記念碑

静岡4-伊豆2-2 城ケ崎海岸・対馬の滝・大室山


11月19日 静岡・伊豆旅行3

静岡5-伊豆3 韮山反射炉・江川邸・楽寿園・柿田川湧水公園

ダイヤモンド社、地球の歩き方の事業譲渡

当社子会社(株式会社ダイヤモンド・ビッグ社)の事業譲渡に関するお知らせ | ダイヤモンド社 (diamond.co.jp)

令和3年1月1日をもって、株式会社学研プラスが新設する子会社に対し、「地球の歩き方」を中核とする株式会社ダイヤモンド・ビッグ社の出版事業等を事業譲渡する予定


地球の歩き方は昭和44年からだそう。
長い間ありがとうございました。

今年は一冊も買わずにすみませんでした。
これからも頑張ってください。

四国5 高知龍馬空港

4泊5日の四国旅行、5日目。

10時00分に高知駅バスターミナル発のバスで約25分、10時25分に高知龍馬空港に到着。

お土産に、銀不老大福、芋けんぴ土佐日記(季節限定しまんと栗あん)を購入。
3,000円以上購入して、龍馬パスポート(青)を提示すると、ドリンクチケットをくれた。保安検査通過後のレインボーというお店でも使えたのが良かった。

11時45分に高知龍馬空港発のJAL494で約75分、13時00分に羽田空港到着。

帰宅後に高知リカバリーキャンペーンの書類作成を放置していたら、17時55分に「ディスカバー千葉」当選通知メールが届いた。

旅が終わり、また新たな旅が始まる。

 



11月12日~11月16日 四国旅行

四国4 高知城・桂浜・坂本龍馬記念館

4泊5日の四国旅行、4日目。

日曜市を通り、高知城へ。
日曜市は、元禄3年(1690年)以来、300年以上の歴史を持ち、毎週日曜日の午前6時頃から午後3時頃まで、約1kmに約300店が出店しているらしい。

高知城は現存12天守の一つで、南海道随一の名城と呼ばれる。山内一豊が築いた城で、山内一豊、その妻の千代と馬、板垣退助の像がある。

次は、高知城歴史博物館。高知城との共通入場券を利用。
土佐藩主山内家の資料を中心に、土佐藩高知県ゆかりの資料が展示されている。建物がお洒落で、展望ロビーやテラスからの高知城の眺めも良い。
歴史博物館の受付で「お城下文化手帳」を見せるとメモ帳を貰えると教えてくれ、その場で手帳もくれた。高知城も対象だったが、高知城の人は何も教えてくれなかった。

お洒落な図書館、オーテピア高知図書館も対象だったので行くと、ポーチやクリアファイルなど雑誌の付録から選ぶ感じだった。公立図書館が購入した雑誌の付録の処分の仕方としては良い気がする。

はりまや橋のバス停に行く途中の商店街で、「高知県は、一つの大家族やき。高知家」の垂れ幕。


11時48分にはりまや橋発のバスで約40分、15時30分に龍馬記念館前で下車。
MY遊バスという、高知駅はりまや橋、牧野植物園、桂浜など観光スポットを回る周遊バスを利用。路面電車(200円区間内)運賃無料や観光施設の入場割引などの特典もついて、1,000円。

坂本龍馬記念館は11月15日が開館記念日のため無料だった。11月15日は、坂本龍馬の誕生日であり命日でもあるらしい。狙った訳ではないが、そんな日に高知を訪れられて嬉しい。
特別展は、「薩摩と土佐-雄藩がたどった近代化の道-」。

長宗我部氏の本城だった浦戸城天守跡を見てから、竜王岬にある竜王宮(海津見神社)にお参り。
そして、桂浜を歩いて、坂本龍馬像へ。
像の高さは5.3mで台座を含めると13.5mになり、太平洋に向かって立っている。
毎年4月上旬からの2か月間と11月15日を挟んだ約2カ月間は、「龍馬に大接近」として、龍馬像の横に展望台が設置され、龍馬と同じ目線で太平洋を眺めることができる。

14時30分に桂浜発のバスで約1時間、15時31分にJR高知駅で下車。
駅前のこうち旅広場で、龍馬パスポート青を交付してもらう。

付近の石碑などを見ていく。
中江兆民誕生地、武市半平太邸跡・道場跡、立志社跡、「自由は土佐の山間より出づ」、板垣退助誕生出地、後藤象二郎誕生之地、山内容堂西郷南洲会見の地、武市瑞山殉節之地、山内容堂公誕生之地など。

途中に、旧山内家下屋敷長屋展示館と高知大神宮に寄る。
旧山内家下屋敷長屋は、16代藩主の山内豊範により慶応元年に建てられた本格的な武家長屋で、国の重要文化財に指定されている。

夕食は、とさ市場というお店で、くじら定食。刺身、唐揚げの他に、舌も出てきた。牛タンではなく、鯨タン。
その後、居酒屋 駱駝へ。

今日のホテルは、コンフォートホテル高知。
1ベッド ダブルスタンダード15~17㎡、朝食無料サービス付。

 



11月12日~11月16日 四国旅行

四国3 金刀比羅宮・大歩危小歩危・よさこい情報交流館

4泊5日の四国旅行、3日目。

8時30分、「こんぴらさん」こと、金刀比羅宮の参拝開始。

金刀比羅宮は、琴平山象頭山)の中腹に位置し、海の神様として親しまれている。
参道の長い石段が有名で、本宮まで785段、奥社までは1,368段あるらしい。

大門をくぐり、旭社、御本宮、三穂津姫社(工事中のため仮殿)、白峰神社、奥社(厳魂神社)とお参り。

こんぴら狗が可愛く、絵馬堂の船の絵馬や巨大な奉納プロペラなど海に関するものもあった。

帰りに、書院、高橋由一館、宝物館を見る(外観のみ)。
更に、金丸座(旧金毘羅大芝居)まで行ったが、耐震対策工事のため令和2年10月1日から令和4年3月18日まで臨時休館だった。

高燈籠を見て、琴平駅に戻る。
11時00分に琴平駅発の南風5号に乗り、阿波池田駅で乗り換え、12時19分に小歩危駅に到着。
南風は混んでいたので立っていた。


小歩危駅から大歩危駅まで、約6.5㎞の道のりを歩く。

大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)」は、四国山地を横切る吉野川の激流によって創られた約8kmにわたる溪谷で、大理石の彫刻がそそりたっているかのような美しい景観を誇る。
名前の由来は、断崖を意味する古語「ほき(ほけ)」という説と、「大股で歩くと危ないから大歩危」「小股で歩いても危ないから小歩危」という説があるよう。
大歩危峡は国指定の天然記念物になっている。

途中、後藤新平の句碑がある。
岩に題す 天下第一 歩危の秋

この辺りは徳島県香川県高知県は接していないみたい。
大歩危駅に着くと、観光列車「四国まんなか千年ものがたり」が停車していた。この列車と宿泊がセットになり、GO TOトラベル対象の商品があるようなので、四国在住だったら検討していた。

13時51分に大歩危駅発の南風9号で約50分、14時42分に高知駅に到着。


龍馬パスポートというのを見付けたので申請書を貰う。
駅前の武市半平太坂本龍馬中岡慎太郎の三人の像に挨拶して出発。

はりまや橋を渡り、高知よさこい情報交流館へ。衣装や歴代ポスターの展示が良かった。
よさこい祭りの基本ルールは、よさこい鳴子踊り、鳴子を手に前進、地方車の3つらしい。

ひろめ市場が凄く混んでいたので、近くの黒潮ひろば(土佐黒潮水産)で、鰹のタタキ丼を食べる。
付近のオーテピア高知図書館がお洒落だった。

今日のホテルは、西鉄イン高知はりまや橋
高知観光リカバリーキャンペーンのため、宿泊証明書を貰う。

金刀比羅宮大歩危小歩危は2013年4月29日に来たことがあり、その時の記事。

四国旅行3 金刀比羅宮・大歩危小歩危

 



11月12日~11月16日 四国旅行

四国2 坂の上の雲ミュージアム・萬翠荘・丸亀城

4泊5日の四国旅行、2日目。

秋山兄弟生誕地を見てから、坂の上の雲ミュージアムへ。
坂の上の雲は、松山出身の秋山好古・真之兄弟と正岡子規の3人の生涯を通して、近代国家として成長していく明治日本を描いた、司馬遼太郎の小説。建物の設計は安藤忠雄

次は、坂の上の雲ミュージアムからも見える、萬翠荘へ。
大正時代に旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨伯爵が、別邸として建設したフランス風洋館。

二之丸史跡庭園に行く途中にあった、愛媛県庁舎の本館も、左右対称の洋風建築物で、全国の庁舎で唯一のドーム型屋根様式らしい。

二之丸史跡庭園は、昔の部屋の間取りの中を水が流れる奥御殿跡流水園や、露岩を背景に池や滝を配置した林泉庭などがある。


今日の昼食も予定通り、宇和島鯛めし。
お店は、秋嘉(あか)。やはり美味しい。鯛めしは宇和島派に決定。

秋嘉や昨日の丸水がある松山ロープウェー商店街は、お店ごとに小さな看板(?)標識(?)があり、ザルツブルグのゲトライデガッセを思い出した。

11時31分に大街道発のバスで約15分、松山駅へ行く。
正岡子規俳人達の記念堂である子規堂にも行こうと思ったが、JR松山駅ではなく、伊予鉄道松山市駅の近くだったため断念。

松山を去るので、最後に正岡子規の句。
春や昔 十五万石の 城下かな


12時21分に松山駅発のしおかぜ18号で約130分、14時28分に丸亀駅に到着。
新幹線の富士山側を除き、基本的に海側の席に座るようにしている。(今回は左側)
松山から丸亀経由で高知までの乗車券で途中下車できたら良かったが、多渡津駅-丸亀駅間が重複しているため無理だった。

丸亀駅から徒歩約15分で、現存12天守の一つ、丸亀城。築城400年以上、高さ日本一の石垣を有する石垣の名城。
標高約66mの亀山に築かれた平山城で、大手門から見上げる天守は威厳に満ちており、陸のモン・サン=ミシェルのように感じた。

丸亀市立資料館を見て、太助灯籠、うちわの港ミュージアムと見て、丸亀駅に戻る。

丸亀うちわは、国内シェア9割に上る年間約1億本以上もの生産量を誇り、平成9年には国の伝統的工芸品に指定されたらしい。
伊予竹に 土佐紙貼りて あわ(阿波)ぐれば 讃岐うちわで 至極(四国)涼しい

丸亀駅前は少しアートがあり、MIMOCAという丸亀市猪熊弦一郎現代美術館もある。

16時52分に丸亀駅発の電車で約25分、17時18分に琴平駅に到着。


今日のホテルは、ことひら温泉 琴参閣。
讃水館ダブル16㎡、朝食付き。
朝食だけでなく夜食付きのプランだが、夜食がうどん+おにぎり2つ+唐揚げ3つもあったので、夕食として充分だった。

骨付鳥という讃岐の郷土料理を食べようと考えていたので残念。

 



11月12日~11月16日 四国旅行